毎日行きたい♪ ここにしかないロマンティックな世界!「GUUUTARA COFFEE(ぐうたら・コーヒー)」
2022.3.5 HAZUKI
レトロブームで再燃する、喫茶店には欠かせないクリームソーダ。味も見た目も、誰もが容易に想像できるモノなのに、時々無性に飲みたくなるのはなぜなのでしょう?
気配り、目配り、心配りが詰まったロマンティック空間!
今回ご紹介するぐうたらコーヒーのクリームソーダは、見たことも経験したこともない新しいもの! しかし、そこには、見ているだけでウットリしてしまうクリームソーダだけではなく、いろんな“欲”も満たしてくれるロマンティックな世界が広がっていました。
毎日でも通いたくなる、サプライズいっぱいのぐうたらコーヒーの世界をのぞいてみましょう♪
三軒茶屋駅から10分ほど歩いた静かなエリアの地下にあるぐうたらコーヒー。店内はネオンカラーのライトが印象的で、シックながら落ち着きのある空間が広がります。
オーナーの佐藤圭祐さんは、長年コーヒー業界の大手企業に勤めた後、独立。その後、都内のさまざまな場所で間借りスタイルの喫茶店として営業していたそう。
今の場所でオープンしたのが2021年7月。以来、ファンは増え続け、佐藤さんの活動も広まる一方! 仕込みもメニューづくりも、接客も、つい最近まで全てひとりでこなしていたそうです。
さらに通販でのケーキやコーヒーなどの販売も行っていて、なんとコーヒーは自家焙煎。一体いつ寝ているの? と心配になってしまいます。
佐藤さん:
「空間にしろ、商品にしろ、ロマンティックなものを感じてもらえればと思います。
お友達同士でおしゃべりしたり、僕との会話だったり、一人でのんびり読書したり、好きな時間を自由に、忙しい仕事やストレスなど、いつもの日常とは違う時間を楽しんでほしい」
そう語る佐藤さんの細かい気配りは、店内の至る所に散りばめられています。
メニューはもちろん、店内のインテリアや、おうちでは使わないような可愛らしい食器など、全てにおいてロマンティックな空間がプロデュースされています。ネオンは1ヶ月ごとに色を変えているのだとか!
ファンタジックで宇宙のような美しいクリームソーダは奥が深かった!
こんなにも“完璧”という言葉がピッタリな飲み物がこの世にあっただろうか? そんな風に思わずにはいられないほど、見た目の美しさも、複雑な味わいも、全てにおいて完成度が高いクリームソーダ。
佐藤さんによると、これまでに作ったクリームソーダのレシピは1000種類を超えるというから驚き!
佐藤さん:
「クリームソーダは12種類あって、新作を毎月2~3種類出しています。だから、誰かがインスタで時差投稿したものを見た人がお店に来た時には、それがもう販売終了になっていることもあるんです」
オリジナリティ溢れる感動のクリームソーダは、実はとても奥深く、緻密に計算されて複雑な味わいとルックスが出来上がっています。
よく見ると、ソーダがグラデーションになっていたり、フルーツが浮かんでいたり、まるで宇宙のよう!
自家製のシロップの色合い、氷の量、グラデーションをつくる手づくりジュレでフルーツを挟み、フルーツから溶け出すフレーバーや色など、さまざまな要素が組み合わさって、絶妙なバランスのクリームソーダに。
食べ飲み進めるごとに味わいはどんどん変化し、飽きることがありません。
佐藤さん:
「普通のクリームソーダって、アイスがソーダに溶けだして泡立つから一番上が白いんですが、僕は絶対に白を出さないっていうこだわりがあって。
飲んでいる間に徐々に色が変わるようにしたくて、氷を少な目にしているから薄まらないし、味も変化するし、食感も楽しめるので飽きないように工夫しています」
声に出して、言葉にして、日常にないロマンティックな体験を♪
佐藤さん:
「定番のクリームソーダは2種類あります。『波とはしゃいで雲をさそうよ』と、『天月の輝く夜に』の2つ。天月の方はインスタのロゴの色合いのイメージで、多分今までで一番長く提供していて、2年くらい。」
え?なになに??名前がすごい(笑)!名前だけでドキドキします。
佐藤さん:「うちでは、“これをください”っていう注文を許してないです! ちゃんと名前を言ってオーダーしてください(笑)。」
普段口にしないフレーズを言葉にすることで、ちょっと照れちゃうけど、確かにロマンティックな気分になって、クリームソーダの楽しみが広がります♪
お客さんにとっては注文が第一の試練!
注文を受けた佐藤さんは、超集中してクリームソーダをつくるのが試練!
そして、盛りに盛られたゴージャスなクリームソーダをどう食べるかが、次なるお客さんの試練です。この度重なる試練こそがぐうたらコーヒーのロマンティックな世界観なのです。
カナダ・トロント在住時代に、会社員として働く傍らライター業を始める。 帰国後、映画やドラマ、アニメなどの映像系CG制作会社に勤務しながら、さまざまなメディアで執筆。現在はフリーライターとして、海外での経験を活かし、ライティング・翻訳などを行っている。
recommend
こちらもおすすめ