なぜ「朝の運動」は“体”にも“メンタル”にも良いのか? 明日から試したくなる朝運動のススメ[看護師が解説]
2024.10.29 じゅんな
運動をするなら朝がいい、と聞いたことはありますか? 理由が分かれば、朝運動をしたくなる! 看護師免許を持つ筆者が解説します。

「運動は朝にしたほうがいい」と聞いたことはありますか? 運動はその目的によって、朝にした方が良いタイプ、夜にした方が良いタイプに分かれます。しかしダイエットや体内リズムを整えたい人、睡眠の質を高めたい人には、朝運動するのがおすすめです。朝の運動が体にいいとされている理由を、看護師免許を保有する筆者が解説します。
人は寝ている間は副交感神経が優位に働いており、目覚めに近づくごとに交感神経が優位となっていきます。交感神経は体を活動的にする働きがあるため、朝に運動することで血の流れをよくし、基礎代謝を高めることができます。基礎代謝があがるとさまざまな効果が期待できます。
起床直後の体の仕組み
朝に起こる体の変化には、自律神経が切り替わる、朝日を浴びることで脳が覚醒する、などがあります。先述の通り、朝になると自律神経は副交感神経優位から交感神経優位へと変化し、目覚める準備を始めるので、朝に運動を取り入れることで交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになり、自律神経のバランスを保つことにつながるため、朝の運動は体の機能にとって重要だとされているのです。
朝日を浴びることは、メラトニンという睡眠に関係するホルモンの分泌を抑える効果があり、脳の覚醒を促します。朝起きてすぐは脳にとっての「ゴールデンタイム」と呼ばれるほど、最もいい時間です。脳は1日を通してあらゆる情報が入ってくるため、脳がリセットされている朝の時間が学習には最適と言われています。
朝に運動を取り入れることは、脳の血流を促すことにつながるため学習能力のさらなる向上に役立ちます。起きて朝日を浴びると体内リズムを整える効果もあるため、朝の運動を取り入れることでより良い活動状態をつくることができるでしょう。
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