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いくつ覚えてる?【懐かしい絵本】7選 “トラウマ”になった恐怖ストーリーも

2024.1.27 LASISA編集部

子どもの頃に読んで、今も忘れられない鮮烈な印象が残っている絵本・児童書の数々。そんな名作の中から7作品を紹介します。あなたはいくつ覚えていますか?

絵本や児童書…読み継がれる名作

 幼少期に保護者から読み聞かせをしてもらったり、自分でページをめくった絵本や児童書は、大人になってもなお忘れられないものが少なくありません。独特な語り口や個性的な絵が相まって、鮮烈な記憶として脳裏によみがえってきます。長く読み継がれている名作やシリーズを、あなたはいくつ覚えていますか?

1.憎めない11匹の猫たちの奮闘劇

馬場のぼるさん作「11ぴきのねこ」(こぐま社)馬場のぼるさん作「11ぴきのねこ」(こぐま社)

 馬場のぼるさん作の「11ぴきのねこ」(こぐま社)は、1967(昭和42)年の第1作以来、半世紀以上にわたって愛されているシリーズです。

 「ちょっぴりずるくて欲ばりで、そのくせどこか間が抜けている、とらねこ大将と10ぴきの のらねこたちの物語」(公式サイトより)は、絵本としての魅力はもちろん、近年では猫たちをあしらった文房具やキーホルダーといったグッズも豊富に展開されており、幅広い世代からの人気を集め続けています。

 11匹の、猫らしい柔らかな曲線で描かれた体、愛嬌(あいきょう)を感じさせる太い尻尾、どうものんきな表情は、現代の価値観にもマッチするキャラクター造形と言えそうです。

2.奇想天外、空から豚が降ってきた!?

 1980(昭和55)年に登場した矢玉四郎さん作の「はれときどきぶた」シリーズ(岩崎書店)。主人公の安則君が、明日は「はれ、ときどきぶたがふるでしょう」とたらめな絵日記を書いたところ、それが本当に起こるという奇想天外なストーリーです。

「おかあさんがえんぴつを天ぷらにしました」「おとうさんは『うまいうまい』といって食べました」など、周囲の大人まで巻き込む“事件が”次々と起こる物語が子どもたちの心をつかみました。

 本当に子どもが描いたような大胆で特徴ある絵柄も本作の魅力。シリーズ9作と短編集も刊行されている、今なお色あせない快作です。

3.14匹のネズミたちと美しい自然の色彩

 いわむらかずおさん作、童心社刊の「14ひきの」シリーズは、「14ひきのひっこし」「14ひきのあさごはん」「14ひきのやまいも」「14ひきのさむいふゆ」「14ひきのぴくにっく」など、12作が展開。お父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃんと、10匹の子どもたちという大家族が、四季折々の自然とともに暮らす様子が美しい色彩で描かれています。

 寒い冬や暖かい春など、季節感のあふれる背景や飾らない生活の描写が、子どもだけでなく保護者たちからも厚い支持を受けた理由の一つになっています。

4.好奇心いっぱい、子猿の大冒険

「おさるのジョージ」シリーズは、米国の絵本作家レイ夫妻によって1941(昭和16)年に刊行され、日本では1954年に「ひとまねこざる」(岩波書店)シリーズとして出版されました。

 何にも好奇心を持ち、何でも知りたがるサルのジョージの行動が、ときに思いがけない騒動や冒険につながることも。一緒に暮らしている「黄色い帽子のおじさん」をはじめ、周囲の人間も驚くような出来事が次々と起こる展開が人気で、2008(平成16)年からはNHK Eテレでアニメシリーズもスタートしました。

 黄色い背景と赤い文字のタイトルでデザインされた絵本の表紙は、誰しも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

次は……忘れられないトラウマ級ストーリー

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