「海外旅行」あなたは好き? 行きたい日本人が “激減” 中… アンケート調査で判明、 国内は人気回帰
2025.4.18 LASISA編集部
海外旅行、好きですか? 平成・バブル期は家族で毎年、という風潮もありましたが、令和の現代ではイマイチ不人気のようです。
海外「行きたくない」51%の衝撃

近付くゴールデンウイーク(GW)、皆さんのご予定は? 地域のブランディングを支援するPlace Branding 魂がこのたび「旅行に関するアンケート調査」を実施しその結果を発表しました。
調査は2025年3月、都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に住む15~79歳の男女700人を対象にウェブ上で行われたもの。旅行を計画するときに力を入れていることを尋ねる問い(複数回答)は、多い順に、費用を下げること、グルメ・飲食、快適な移動、ホテル・旅館、そこしかできない体験など。一方、旅行が趣味と答えた284人に限定すると、グルメ・飲食がトップになり、2番目が費用を抑えることに逆転します。
趣味を旅行と回答した人は全体の40.6%。男女とも70代が最も多く、以下、男性は20代と60代、40代の順。女性は60代、30代、20代の順になっています。
今後どういったところに行きたいか(同)については、国内の旅行、行ったこのないスポット、費用が安く付くところ、その土地独自の特徴(歴史、グルメなど)があるスポットといった順。一方、最下位は海外への旅行で、一つ上の回答と比べて10ポイント以上の差を付けられました。海外旅行へ「行きたくない」と答えた割合は過半数の51.0%に上ります。この傾向は、旅行が趣味の人に限った場合もほぼ同じでした。
また、旅行先の情報としての信頼度が高いのは、公式サイト(宿泊施設、観光協会など)、旅行誌・ガイドブック、宿泊・ツアーの予約サイト、旅関連のウェブサイトの順。旅行先を選ぶ際に参考にするものは、旅関連のウェブサイト、公式サイト、宿泊・ツアーの予約サイトと続いています。
調査を行ったPlace Branding 魂は、「旅行の計画に最も力を入れているのは『費用を下げること』で、昨今の物価高が影響しているのか、観光業界にとっては厳しい状況のようだ」、また「バブル期に海外旅行が激増したのも今は昔、金銭面にシビアなことが影響してか、旅行のトレンドは国内回帰しているようだ」と分析しています。
実際に旅行好きの話も聞きました。
かつては年に数回、アジアを中心に海外旅行を楽しんでいたという40代の女性は、2020年からのコロナ禍でそれがかなわなくなり、新たな趣味を模索。そのときSNSで知ったジュエリーのデザイナーズブランドにはまり、最近はもっぱらジュエリーに“課金”しているのだそう。「旅行ももちろん楽しいけど、ジュエリーは一生ものだし手元に残るものもうれしい」と話していました。
またSNSでは「仕事で疲れ過ぎてるから連休でも遠出したくない。海外とか全然行きたくない」「国内は行きたいけど海外旅行は興味ない」「海外行くのはだるい」「海外旅行するお金も体力もないから大阪万博行って外国を感じてみたい」などの意見が散見されます。
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