【“いるいる”男女図鑑No.1】「まどか26歳、研修医やってます!」“芳根京子系女子”の生態を探る!
2025.3.11 北村有
ドラマの登場人物について勝手に言語化してみた“ゆる〜い”人間観察日記【“いるいる”男女図鑑】。今回は「まどか26歳、研修医やってます!」から、芳根京子さん演じる、主人公・若月まどかを抜粋!
「まどか26歳、研修医やってます!」芳根京子演じる、若月まどかの生態

【“いるいる”男女図鑑】は、話題のドラマ作品からキャラクターを勝手に抜粋し、人間観察が好きなアラサーが、その人物の生態について考察や偏見を交え、ありとあらゆる角度から、ドラマの登場人物について勝手に言語化してみた“ゆる〜い”人間観察日記です。
今回は、2025年3月11日(火)22:00に第9話が放送される、TBS系列の火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」から、芳根京子さん演じる、主人公・研修医一年目の若月まどかを抜粋! 「研修医はお客様」と皮肉を言われるほど、働き方改革の波に揺れている令和の医療現場で、同期たちの明確な将来ビジョンに圧倒されながらも、少しずつ現場のリアルと向き合っていく若月まどかの人物像を考察していきます。
若月まどかというキャラクターは、悪く言えばちょっとのんきで楽天的、良く言えば明るく元気で、「なんとかなるっしょ!」が口癖。仕事に真面目に向き合う芯のある性格をしています。上手くできるようになったはずの点滴で失敗が続き、いわゆる“点滴スランプ”に陥ってしまったときも、目の前の患者さんに真摯に向き合うことで乗り越えています。慣れない仕事に四苦八苦するなか、恋人には半ば押し切られる形で別れを切り出され、公私ともに順調……とは言えないけれど、ひたむきに前に進もうとする姿に勇気をもらいます。
研修医一年目“ゆるキャリ女子” 若月まどかの私生活を勝手に考察!
病院を出たら、まどかは“研修医モード”をふっと脱ぎ捨てる。カラフルな服やポップな小物に囲まれた部屋には、ベイスターズのタオルやユニフォームが無造作に置かれ、テレビの前には開封済みのビール缶が並ぶ。仕事で疲れた日でも、推しの活躍を見れば「なんとかなるっしょ!」と気持ちを切り替えられる。
休日は気まぐれにカフェ巡りや古着屋めぐりを楽しむ。日々の仕事と違って“正解がない世界”に触れられるのが、カフェや古着屋めぐりの醍醐味。お気に入りのエリアは、サブカルとレトロが融合したような街・中野。中野は粋な赤提灯系の酒場も多いので、行きつけの酒場で常連のおじいちゃんたちと飲みながら「飲み過ぎは良くないよ!」なんて研修医らしいアドバイスをしたり……。病院では診断や処置に明確な答えが求められるが、カフェのコーヒーの味や、古着の組み合わせ、どのお酒にどのつまみを合わせるかには「これが正解!」というルールがない。その自由さが、彼女にとって心地よい息抜きになるのだ。私生活には開放感を求めているまどかは、よく予定を決めずに降りたことのない駅で降りて、周辺をぶらぶら歩いてみる、なんてこともしている。そこでも予期せぬカフェ・古着屋・酒場との出会いが。「医者ではない自分の顔を大事にしたいのかも!」なんて思っていたり。
日々忙しいせいか、部屋の片づけはちょっと苦手。洗濯物がソファに積まれがちで、同じ寮に住むほかの研修医仲間を招き入れられないほど。料理も嫌いじゃないけど、手早く済ませるタイプで、得意料理はアレンジしまくった“まどか流”どんぶり系。コンビニのサラダチキンをほぐして乗せ、半熟卵を落とし、大量のネギとマヨネーズで仕上げる“お手軽親子丼風”。または、スーパーの刺身の切れ端を漬けにして、アボカドや温泉卵を添えた“なんちゃって海鮮丼”。「とりあえず何か乗せればうまい!」という感覚で、適当に作るけれど、意外と味のバランスはしっかり考えている。
今回はこんな様子で人間観察好きのアラサーが、「まどか26歳、研修医やってます!」から、“若月まどかの私生活”を考察してみました。次回はどんなドラマ・キャラクターを抜粋するのか……お楽しみに♪
(イラスト・sakanamagazine)
ライター。2019年に独立。主に映画やドラマ関連のレビューやコラム、インタビュー記事を担当。主な執筆媒体はtelling, / ぴあWeb / CYZO ONLINE / TRILL / LASISAなど。映画館と純喫茶が好き。
recommend
こちらもおすすめ