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モテるだけじゃ生き残れない!「ラブパワーキングダム」1〜2話“恋リア界のバトロワ”が幕開け!

2025.3.7 北村有

ABEMAの恋愛リアリティショー「ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~」1〜2話を考察! 恋愛強者16人が繰り広げる“恋リア界のバトロワ”が幕開け!

愛よりも順位が大事?「ラブパワーキングダム」のルールとは…

レイカ(26)(C)AbemaTV, Inc.レイカ(26)(C)AbemaTV, Inc.

 2000年に公開された映画「バトル・ロワイアル」を、どれくらいの令和世代が知っているだろう。藤原竜也主演、いきなり殺し合いを迫られる中学生たちを描いた本作は、当時の社会問題にもなった。2月19日に配信されたABEMAの恋愛リアリティショー「ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~」を観て、これは恋リア界のバトロワだぞ……と震えたのは筆者だけだろうか。1話にして大波乱・予測困難・声を出して驚愕した展開について書くことで、通称「ラブキン」の凄さを知ってほしい。

「運命の相手を探す」なんて、もはや甘っちょろい時代なのか? 恋愛リアリティの常識をぶっ壊すような、まさに新時代のバトルが開幕してしまった。その名もABEMA「ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~」。この舞台では、何も考えずただモテるだけじゃ生き残れない。戦略を立てて策略的に、複数の相手を“落としにかかる”ことが、勝利へのカギなのだ。

 この番組に集まったのは、これまでの人生でモテにモテてきた、恋愛に絶対的な自信しかない強者たち男女16名。予告映像だけでじゅうぶんおもしろいので、時間があればぜひ見てほしい。「私よりモテてきた人?出会ったことない」「男はみんな大きい赤ちゃん」「俺の存在そのものが恋愛ルール」などなど、パワーワードが止まらない。

「ラブキン」は、恋愛強者たちが集まり、誰が一番モテるのか? を巧みに競い合う恋愛リアリティショーだ。

 さっそく1話を観てみると、序盤から衝撃の展開が。まだお互いに初対面にもかかわらず、第一印象だけで「人気投票」→順位が確定してしまったのである。恋リアでは珍しい“序列”がバッチリ決められ、そのトップに立ったのは女性がレイカ(26)&アオイ(27)の同率一位、男性は某大手恋リア番組経験者のけいいち(39)。まさに、恋愛強者たちによる頂点争いがスタートした瞬間だった。

 でも、この番組の面白さはそこだけじゃない。表向きは駆け引きだらけの騙し合いバトルだけど、ふとした瞬間に「これって本当に好きになっちゃったのかも……?」という本音が混ざることも。順位争いに夢中だったはずが、気づけば真実の恋に落ちてしまうこともある。恋と権力の間で揺れる心、これこそが「ラブキン」の醍醐味なのだ。

美形=モテるとは限らない!?

あさや(26)(C)AbemaTV, Inc.あさや(26)(C)AbemaTV, Inc.

「ラブキン」1話でちょっと意外だったのは、彫刻のように美しい顔をしたモデルのあさや(26)が、第一印象のプレVOTEで、女性から一票も入らない最下位に甘んじていたこと。見た目がいい=モテるとは限らないってことなのか?

 彼は確かに美しいのだが、でもよくよく見返すと、確かにあさや自身が積極的に女性に話しかけたり、エスコートしたりする場面はほとんどなかった。

 プレVOTE後におこなわれたクルージングデートでも、男性それぞれに“ミッション”が与えられていたのだが、あさやが目立って動いたのはそれをこなすときくらい。そのミッションだって、正直、やれって言われたからやりました感が強かった。

 この結果から見えてくるのは、男性は見た目の良さだけでは評価されず、会話や振る舞いが重要視されるということ。結局、モテとは一瞬で決まるものではなく、その場の空気や関係性の積み重ねがものをいうのかもしれない。

 巷には、美形の男子はつまらない人が多い、という一説がある。圧倒的見た目だけで相手が近づいてくる環境に甘んじ、モテる努力を一切しなくなるため、一緒にいてもつまらなくって早々に飽きる、という図式。

 あさや、「ラブキン」じゃなかったら相当モテていただろうに……。番組MCのYOUが「人にはいろんなモテ方がある、喋ったりするのが苦手なあさやには合ってなかっただけ」と優しくフォローしていたが、確かに、別の舞台であればもっと違った彼の姿が見られていたかもしれない。

票がすべての世界で、本当の恋は生まれるのか?

アオイ(27)(C)AbemaTV, Inc.アオイ(27)(C)AbemaTV, Inc.

「ラブパワーキングダム」2話の舞台はプールデート。暫定キング&クイーンが、それぞれ4名ずつ相手を選べるという「権力」が与えられるのがポイントになってくる。クイーンのアオイは、まだまともに話せていなかったひろやす(32)を選び「仲良くなれば票につながる」と発言。やっぱり「恋したい」よりも「勝ち残りたい」 が強いのだろうか?

 そんななか、衝撃なのは「シークレットルーム」の存在。カメラもマイクもない完全プライベートな空間が用意されていることが発表された。このシークレットルームでは、すべてが自由。リアリティ番組なのに、視聴者の知らない時間が生まれるということ? この部屋をどう使うかが、今後の展開を大きく左右しそうだ。

 また、票を得るための「ちょうどいい距離感」の難しさも明らかになった。たとえば初日からアオイに好意を伝えたゆうじ(35)は「もう俺の票は確定したと思われている」と自嘲ぎみに分析。一方で、特定の一人と話し込みすぎると、ほかの票が取れない、でも八方美人すぎると信用を失う……というジレンマが参加者を苦しめ始める。

 2話にして、すでに「モテる」だけでは勝てない世界が露呈した「ラブキン」。恋か?戦略か?どちらを取るかが、勝ち残るカギになりそうだ。

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●「私以上にモテる人、見たことない。」爆モテ自慢の16人の流石すぎる宣言に驚愕….|ラブパワーキングダム 2/19(水)よる10時アベマで無料放送スタート

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●【1話フル】えびじゃ、元AKB、アナウンサーなど爆モテ自慢の16人による恋愛サバイバルが開幕_。ラスト10分、衝撃の展開が…|ラブパワーキングダム 毎週水曜よる10時最新話放送

 北村有

ライター。2019年に独立。主に映画やドラマ関連のレビューやコラム、インタビュー記事を担当。主な執筆媒体はtelling, / ぴあWeb / CYZO ONLINE / TRILL / LASISAなど。映画館と純喫茶が好き。

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