Z世代の3分の1が「玄関不要」!?テレビだけじゃない!Z世代の《所有欲》とは
2025.2.25 LASISA編集部
「マイホム」(東京都港区)が、「次世代の住宅設備ニーズ調査」を実施しその結果を発表しました。
Z世代の3分の1が「玄関不要」!?

家づくり体験を変えるスタートアップの「マイホム」(東京都港区)が、「次世代の住宅設備ニーズ調査」を実施しその結果を発表しました。調査は、年齢29歳以下を「Z世代」、30歳以上を「非Z世代」と定義し、2024年1月20日(月)~1月27日(月)の期間、15歳~59歳の男女450人を対象にインターネット上で行われました。
それによると、Z世代の玄関「なし派」は32.7%で、非Z世代の「なし派」12.7%と比べて高い水準です。Z世代では、必ずしも伝統的な玄関が必須ではなくなってきていると言えます。キッチンの「なし派」についても、Z世代14.7%が「なくてもよい」と回答し、非Z世代の「なし派」の約1.9倍でした。ウォークインクローゼット、物置の「なし派」についても、Z世代で「なくてもよい」と答える割合が非Z世代の1.3~1.4倍ほど高い結果でした。
一方で、生活必需品よりも「映え」や仲間内で楽しむための設備(例:シアタールーム、屋上、ウォーターサーバー)への関心が高まっていることがわかりました。
ウォーターサーバー所有率はZ世代44.7%と高水準な一方、非Z世代20.3%にとどまっています。シアタールームについても、Z世代34.7% が「あり派」となり、Z世代が非Z世代の約2倍でした。
また、全世帯を通して「玄関をなくして土間から入るスタイルの家」に1/4以上が「魅力的」と回答。特にZ世代では1/3以上が魅力に感じていることがわかりました。
調査を行った「マイホム」は、「Z世代ではテレビや収納スペース、玄関について『なし派』の傾向が強く、全体的にミニマル志向の傾向が確認されました。
また、都市部を中心に住宅の床面積が限られる中で、玄関という“滞在時間の短い”場所を広くとらず、居住空間を優先する設計思想の高まりや、内と外の境界を曖昧にし、床や壁材を統一することで空間全体をより広く、モダンに見せる映えのトレンドが影響していると考えられます」と分析しています。
株式会社マイホム調べ
https://myhm.co.jp/
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