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小学生の時みんな持ってた「ロケット鉛筆」の現在を調査したら…今も昔も変わらない“需要”があった

2023.9.27 LASISA編集部

大人になってすっかり見かけなくなった「ロケット鉛筆」。懐かしいと思う人も多いのではないでしょうか? 今回は“ロケット鉛筆”の今を調査してみました。

現在、ロケット鉛筆に需要はあるのか?

おやつマーケット ロケット鉛筆セット(funbox提供画像)おやつマーケット ロケット鉛筆セット(funbox提供画像)

「ロケット鉛筆」とは、1970年代に登場した押し出し式の鉛筆のこと。芯が丸くなってきたら、芯の先を外してそのまま後ろに押し込むことで、新たな芯が出現します。多くの人が子供の頃に、一度は使ったことがあるのではないでしょうか。1本筆箱に忍ばせておけば、鉛筆を削り忘れてしまっても対応できるので、シャープペンシルを持てなかった小学生の間で大ブームとなりました。

 削り忘れの心配がない筆記具といえば、「シャープペンシル」がありますが、実はシャープペンシルの人気が上昇する一方でロケット鉛筆は衰退していき、いつの間にかあまり目にすることはなくなりました。

 LASISA編集部のスタッフがECサイトなどを調査したところ、お菓子や乳製品で知られる「明治」が発売するチョコレート菓子「アポロ」や、スナック菓子大手メーカー「カルビー」の人気スナック「じゃがりこ」がデザインされた見た目がかわいいものを発見。

 また、たこ焼きが縦に連なった形状の「たこ焼きロケット鉛筆」といった見た目にインパクトのあるもの、逆に通常の鉛筆に見えるようなデザインの「六角軸ロケット鉛筆」と、シンプルなタイプから、思わず手に取りたくなるほど凝ったデザインのものまで販売されています。

 本当に、ロケット鉛筆に需要はあるのでしょうか。どんな人が使うのでしょうか?

 今回は「アポロ」や「じゃがりこ」などの人気のお菓子がデザインされた文具シリーズ「おやつマーケット」を販売している「funbox(ファンボックス)」に、なぜ現在もロケット鉛筆を販売しているのか直撃してみました。

Q.ロケット鉛筆の現在はどうなっているのでしょうか。今も売られているのでしょうか。

外城さん「ロケット鉛筆は、現在、全国のファンシーショップ、ドラッグストア、スーパー、文具店、バラエティ雑貨店などで販売しています。

メインのターゲットは小学生のお子さまを想定しております。そのため、小学校低学年のお子さまの筆圧でも書きやすいよう、ロケット鉛筆の芯の濃さは2Bにしています」

文具を通して「ワクワク」「ときめき」を感じてほしい!

Q. funboxが、ロケット鉛筆を発売した理由はなんですか? また、ロケット鉛筆と人気のお菓子をコラボした理由は?

外城さん「弊社では、これまで人気のお菓子がデザインされたお子さま向けの文具を『おやつマーケット』というブランド名で多く展開しておりましたが、市場調査を行う中で、現在もロケット鉛筆の需要が見込めることがわかり、おやつマーケットの新アイテムとして、今年5月に発売いたしました。

文具と人気のお菓子をコラボさせることで、小学生を中心としたお子さまに、生活の中でちょっとした“ワクワク”や“ときめき”を感じていただければと考えています。また、弊社の文具がコミュニケーションのきっかけとなり、新しいお友達ができたり、お友達との仲がより深まったりしてくれるといいな、という願いを込めて商品開発に臨んでいます」

Q. ロケット鉛筆以外で人気、おすすめの文具があったら教えてください。

外城さん「弊社で販売しております『ノック式カラーボールペン』は、インクにそれぞれイチゴ、ビスケット、じゃがバターなどの香りが付いており、お子さまにお使いいただけるのはもちろん、大人の方にとっても、“日常的に使える懐かしの文具”としておすすめです。ノック式カラーボールペンも、ロケット鉛筆セットと同じく全国の文具専門店、ファンシーショップ、雑貨店などでお求めいただけます」

 さらに、外城さんは、「小学生のお子さまにとってなじみのあるお菓子のブランドをデザインに落とし込み、勉強や日々の生活が楽しくなるようなものを開発していきたいと考えております!」と新商品開発への熱意を語ってくれました。

 筆者が小学生の時も、かわいい文具を持つだけで気持ちが前向きになったり、勉強のモチベーションが上がったことを思い出しました。ロケット鉛筆の今を探ってみたら、今も昔も変わらずロケット鉛筆は、子どもたちをワクワク・ドキドキさせる存在のようです。

ロケット鉛筆が必須アイテムな“意外”な習い事とは?

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