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卓球台の色が青いのはタモリのせい? 「いいとも」で飛び出した驚きの“卓球ディス”

2025.6.27 LASISA編集部

卓球台といえば、一昔前は「緑色」のイメージが強かったはず。しかし、最近では青色の卓球台を見かける機会の方が増えています。実は、卓球台の色が変わった裏側には国民的MCであるタモリさんの発言が関係していたとか……。

卓球台の色が変わった!?

第60回ギャラクシー賞贈賞式で放送批評懇談会60周年記念賞を受賞したタレントのタモリさん(撮影:2023年05月31日、時事)第60回ギャラクシー賞贈賞式で放送批評懇談会60周年記念賞を受賞したタレントのタモリさん(撮影:2023年05月31日、時事)

 卓球台といえば、一昔前は「緑色」のイメージが強かったはず。しかし、最近では青色の卓球台を見かける機会の方が増えています。実は、卓球台の色が変わった裏側には国民的MCであるタモリさんの発言が関係していました。

タモリさんが大人気番組で放ったひと言

 きっかけは大人気番組「笑っていいとも!」でのワンシーン。1980年代後半の放送回に、ゲストとしてシンガーソングライターの織田哲郎さんが出演します。同番組で織田さんは、学生時代に卓球部だったというエピソードを披露。するとタモリさんが「卓球って根暗だよね」と驚きの発言を繰り出します。

 もともと1980年代は卓球の人気が低迷していた頃。タモリさんの発言はそれを後押しする形となってしまい、「卓球=根暗」というイメージが浸透してしまいます。卓球人口がますます減ることを懸念した日本卓球協会は、このイメージを払拭するために卓球台の色の変更を決意。暗いイメージのある濃緑色だった卓球台が、爽やかな青色に生まれ変わりました。1991年の世界選手権でも、初めて青色の卓球台が採用されています。

 また、これをきっかけに卓球台以外の見た目も変わることに。白色だったボールは、今は見慣れた鮮やかなオレンジ色に変更。選手のユニフォームも、より洗練された派手なデザインに変わっていきます。卓球協会やメーカーの努力の甲斐あって、卓球人口は徐々に回復。かつての暗いイメージは薄れていき、今では若い才能ある選手が次々に登場する人気のスポーツとなりました。

 卓球界に改革をもたらしたタモリさん。実は、のちに前述の「根暗」発言を反省したようです。卓球選手の水谷隼さんが2016年の「林先生が驚く初耳学」で披露した話によると、タモリさんは日本卓球協会に謝罪して1000万円もの寄付をおこなったそう。タモリさん本人はこのことを公にしていませんでしたが、水谷さんが明らかにしたことによって、タモリさんに多くの称賛の声が上がりました。

 タモリさんの「根暗」発言が大きなきっかけとなり、変わっていった卓球界。世界的選手が続々と生まれているのも、この“変革”が一因になっているのかもしれませんね。

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