新入社員の髪型って上司はどのくらい気になるもの?注意を受けがちな職種は…?
2024.2.28 LASISA編集部
男性専門美容室「PERCUT(パーカット)」が、30代以上の男女726人を対象に、「新入社員の髪型」また、「自身が新入社員だった時の髪型に関する体験」について調査を実施し、その結果を発表しました。
新入社員の「髪型」上司は気になるの?
「ドン・キホーテ」、スーパー「アピタ」、「ピアゴ」、そして「りそなホールディングス」など、従来の「服装ルール」を緩和、もしくは撤廃する企業が増えてきました。
男性専門美容室「PERCUT(パーカット)」が、30代以上の男女726人を対象に、「新入社員の髪型」また、「自身が新入社員だった時の髪型に関する体験」について調査を実施し、その結果を発表しました。
調査は、2023年2月9日(金)、インターネット上で行われました。それによると、「新入社員の髪型として許せるもの」という質問に対し、「センターパート」(82.9%)が最も多く、次いで「前髪が長めで分けているスタイル」(80.6%)でした。どちらも額の一部が見えており、ナチュラルな印象が特徴です。
一方、回答が半数を下回ったものは、「ヘアカラー」(44.8%)でした。
「PERCUT」は、この結果から上司が求める髪型について「いずれも目が見えておりスッキリと清潔感のあるところが共通点として挙げられます。『派手すぎたり圧を感じなければ問題ないと思う』『髪の色が明るすぎないこと』という意見もあり、職場においてヘアカラーは派手な印象を与えるのでは」と分析しています。
新社会人は「自由度」高め?
また、「新入社員へ、髪型に関して注意をしたことがありますか?」と質問には、94.1%の人が「注意をしたことがない」と回答しました。全体のわずか5.9%となった「注意をしたことがある」と回答した人の職業については、サービス業(23.3%)やメーカー/製造業(16.3%)が多い結果でした。
一方でマスコミは、注意をしたことがある人がいなかったことから、マスコミは髪型に関する自由度が高い職場であることがうかがえます。
「自分が入社した頃と最近では、許されるレベルが変わったな」と思うことはありますか?と質問したところ、47%の人が「はい」と回答し、約半数が髪型に関する許容範囲に変化を実感しているようです。
「はい」と回答した人からは以下のようなコメントが寄せられました。
・多様性を重んじることが「差別がなく寛容である」という雰囲気になった。パワハラなど周りが気を遣う必要が出てきた。
・個人のパーソナリティに関する規制は極端に少なくなった気がする。髪型、服装、化粧の有無など。
・個性が認められ、周りからどのように思われるかなど、あまり周囲を気にしないような若者が増えたと思います。
・髪の長さ、髪の色が自由になった。
・男性の長髪がOKになったと思う。
・型にはまらず自由になったと思う。
・自分のころは、カラーリング禁止だった。
・いい意味で個性的、悪く言えばぶっ飛んだ感じの髪型の人も見受けられる。
・昔と違って、おしゃれで、美容を意識している男性が増えた。
・入社して云々というより採用の段階で社風に合った人物の採用をしていると思う。そもそも採用担当が団塊世代ではないので世の中のルールが変わり、見る目も違う。
◆◇◆
服装や髪型が自由化する一方で、「他の人に不快感を与えてしまうようなスタイルをしてしまう人もいるのでは?」という意見もあります。「自由」のなかでも、場合に応じて主体的に判断していくことが必要になってくるのかもしれません。
recommend
こちらもおすすめ