毎日「お鍋」にしたら…栄養は偏る? 不足しがちな栄養素とは? フードアドバイザーが解説
2024.1.12 LASISA編集部
冬場、おいしい上に栄養もたっぷり取れる調理といえば「お鍋」。毎日お鍋でもいいくらい鍋が好きという人もいるかと思いますが、毎日お鍋を食べることで取りそびれてしまう栄養素などはあるのでしょうか。フードアドバイザーに聞きました。

冬場の食卓で喜ばれる料理といえば「鍋」。肉類はもちろん、魚介や野菜などさまざまな食材をまんべんなく食べられる万能料理です。おいしく栄養をたっぷり取れるなら「毎日、鍋でもいいな」と思う人もいるかもしれませんが、意外と見落としがちな“盲点”はないのでしょうか。日本エステティック協会認定講師でヘルシー&ビューティーフードアドバイザーなどの資格を持つ、Gran nine代表の青木梨奈さんに聞きました。
スープも飲んだ方がいい理由とは?
Q.ずばり、肉・魚介・野菜などを入れた「鍋」は、必要な栄養素を一度に取れると考えて良い料理でしょうか。
青木さん「はい。お鍋は人間の身体に必要なタンパク質や、ビタミンなど必要な栄養素をバランス良くまとめて取ることができるお料理です」
Q.鍋料理で全ての栄養を取れると過信すると見落としがちな“盲点”とは、何でしょうか。
青木さん「鍋料理は栄養がたくさん取れますが、ビタミンCやビタミンB1、カリウムのように水溶性のビタミンは、栄養素が水に溶け出してしまうため、スープも意識して取ることが必須となります。
よくビタミンCは熱に弱いと言われますが、実際は熱に弱いというわけではないので、スープに溶け出した栄養素を意識して取ってもらえれば大丈夫です。
できるだけ溶け出さないようにカット面を減らす工夫は必要なので、野菜は大きめにカットしましょう。
また、野菜を別にゆでてゆで汁を捨てるともったいないので気を付けてください。
お鍋で不足しがちなビタミンDはキノコ類、リコピンはトマトで補いましょう。春菊や小松菜、ニンジンなどの緑黄色野菜を入れることで栄養素の吸収をアップすることができるのでプラスしてみてください」
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