公式でもわからないアンパンマンの「体」の秘密とは…「パン工場」メンバーの意外なトリビア
2025.5.5 LASISA編集部
国民的アニメ“アンパンマン”の生みの親であるやなせたかしさんと、その妻の暢さんをモデルにしたNHKの連続テレビ小説「あんぱん」が2025年3月末にスタートしたばかり。今回は、アンパンマンのパン工場メンバーの「設定」について紹介します。
知らなかった!「パン工場」メンバーの意外な設定

3月からスタートしたNHKの連続テレビ小説「あんぱん」。国民的アニメ“アンパンマン”の生みの親であるやなせたかしさんと、その妻の暢さんをモデルにした作品。3月31日の初回視聴率こそ、15.4%と歴代の初回視聴率と比べ低かったものの、第4週目でも15%台を維持。前作の「おむすび」が視聴率が右肩下がりだったことと比較すれば、人気を維持しているといえるでしょう。本記事は、アニメ「アンパンマン」にスポットを当てていきたいと思います。
「アンパンマン」に登場する、アンパンマンのパン工場。ここにはアンパンマンをはじめ、ジャムおじさん、バタコさん、そしてめいけんチーズが暮らしています。実は彼らには色々と知られざる設定があるのを知っていますか?
アンパンマンの世界には「カバお」「ウサこ」など、動物がモデルと思われるキャラクターや、アンパンマンのように食べ物がモデルのキャラクターが多数登場します。そんな中で、ジャムおじさんとバタコさんだけは普通の人間……。と思いきや、実は彼らも人間ではないのです。
アンパンマンの公式サイトによると、そもそも「アンパンマンワールドに人間はいません」とのこと。では彼らは何なのかというと、「人間の姿をしていますが、妖精なんです」と明かされています。
ジャムおじさんとバタコさんの関係は?
さらに、この2人の関係も謎だらけ。視聴者からは“親子”と思われがちですが、公式では「無関係なんです。とは言っても、一緒に暮らしていますので、非常に家族に近い関係でしょうか」と曖昧な紹介にとどまっています。妖精ということで、人間の感覚には当てはまらない関係性なのかもしれませんね。
アンパンマンは体もあんパン?食事をしないってホント?
主人公・アンパンマンにも不思議な設定があります。アンパンマンの顔はあんパンで出来ているのは周知の事実ですが、身体は何でできているのか、疑問に思ったことはありませんか? 実際に公式サイトにもこの質問が掲載されており、回答は「アンパンマンは生まれた時から服を着ていました。誰も身体を見たことがないので、何でできているのかはわからないのです。何でできていると思いますか?」というもの。結局答えは謎のままです。
アンパンマンの誕生のきっかけは、ジャムおじさんのパン工場に落ちた流れ星。ジャムおじさんが焼いていたパンと煙突に入ってきた流れ星が合体して誕生したのが、アンパンマンです。生まれたてのアンパンマンは赤ちゃんの姿をしていましたが、最初からマントまでしっかり着用していました。ちなみにアンパンマンのマントは破れたらバタコさんが縫ってくれるそう。
また、アンパンマンは頭の中に入っているあんこがエネルギー源になっているため、食事が必要ないという設定です。そのため、アンパンマンが食事をするシーンを見たことがある人はいないはず。35年以上アンパンマンの声優を務める戸田恵子さんも、2019年のインタビューで、「『いただきます』っていうセリフは、一度も言ったことがありません」と語っていました。
アンパンマンの世界は、私たちの価値観を超えた設定や謎がたくさんあります。この不思議さが、時代を超えて愛され続ける秘密なのかもしれませんね。
参考:それいけ!アンパンマン公式サイト
https://www.anpanman.jp/about/qanda/
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