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新潮文庫の大ベストセラー 《マイブック》が、18年ぶりに「10万部以上」を売り上げたワケ

2025.1.25 LASISA編集部

発売25周年を迎えた新潮社の「マイブック」が、18年ぶりに10万部突破の大ヒット。人気をけん引しているのは、若い世代の「日記界隈」なのだとか。

発売から25周年、再び脚光

新潮社「マイブック」新潮社「マイブック」

 新潮社が1999(平成11)年に初刊行した「マイブック」が、18年ぶりに10万部超を売り上げるヒットとなっています。累計販売数は280万部を突破しました。

 マイブックは、各ページに日付と曜日だけが記された“白い文庫本”。手帳、日記、備忘録として自由な用途で使えます。なじみ深い新潮文庫と同じ質感の一冊に自身の記録を書きためていく新鮮さが受けて、初刊行以来、さくらももこさんら多くの著名人も愛用してきたベストセラーです。

 2025年版は前年の2024年9月末に発売されましたが、例年に比べて異例の売上を記録。そのきっかけは、SNSで広がりを見せる「日記界隈」に注目されたこと。若い世代が中心で、日々の出来事をSNSなどで共有する際にマイブックが活用され、話題になったといいます。

 2025年版は、20~24歳の購入者が2021年版と比較して235%に増加(発売日~1月第1週までの売上を比較)。令和の時代にアナログなツールが再び脚光を浴びるきっかけとなっているようです。

「マイブック―2025年の記録―」は税込み473円。

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