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空虚な気持ち、涙が出る…《空の巣症候群》とは?子育てを終えた母親たちを襲う“メンタルクライシス”乗り越え方は?

2024.11.28 LASISA編集部

「はぐくみプラス」が、子どもが実家を離れる経験をした母親を対象に調査を行い、巣立ちの寂しさや空の巣症候群を乗り越える方法や実際の体験談を収集しました。

空の巣症候群とは

空の巣症候群のイメージ空の巣症候群のイメージ

 子どもが成長して自立した時、子どもの成長を喜ばしく思う一方、寂しいという複雑な思いも抱えている母親は少なくありません。このような心の変化を「空の巣症候群」と呼ぶことがあります。「はぐくみプラス」が、子どもが実家を離れる経験をした母親を対象に調査を行い、巣立ちの寂しさや空の巣症候群を乗り越える方法や実際の体験談を収集しました。

 子どもが巣立った後に最も強く感じた感情について、「寂しい」が最も多い結果でした。次いで「心配だ」、「ほっとした」と続きました。

 当時の感情について、
「肩の荷が降りたようなホッとした気持ちと子どもの今後への不安と心配が大きかった。それでも『子どもを信じないと』という気持ちもあって複雑だった」(60代 女性 専業主婦)
「単純に時間の流れを感じて成長は嬉うれしいが、寂しくもある。ちゃんと健康に食べていけるかを思うと不安にもなる」(40代 女性 正社員)
「今までずっと一緒の時間を過ごしてきて、子ども達の知らない時間なんてあまりなかった。けど『これからは子どもの事が何も分からなくなっていくんだ』という悲しさと喪失感があった」(40代 女性 専業主婦)
「とにかくママっ子だったので、一人でちゃんと生活できるのか?娘なので一人暮らしは危なくないか?毎日会話していた時間が無くなって、とにかく寂しい……といった感情が入り混じっていました」(40代 女性 正社員)
など、具体的なコメントを寄せています。

さらに、「子どもが家を出た後に心身の不調を感じた」と回答した母親は48.2%でした。体の不調があった方は8.2%、心の不調があった方は40%で、メンタルに影響があった人が多いようです。

【次ページ】空の巣症候群をどうやって乗り越えた??

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