チキン肌、ビニール肌…ってどんな状態? “4つのタイプ”から自分の肌質をチェック!
2024.11.14 夏木紬衣
あなたは自分の肌質を理解していますか? 適切な肌へのアプローチをするために、自分の肌質をチェックしてみましょう。
基本の肌タイプは4つ
10〜20代の頃は脂性肌でも、年齢を重ねたり生活スタイルが変わったりすると、肌タイプも変わっていきます。適切なスキンケアに必要なのは、今の肌タイプを知ることです。基本となる4つの肌タイプと、雑誌やSNSで見聞きする「○○肌」の特徴を紹介します。
基本の肌質は、普通肌・脂性肌・乾燥肌・混合肌の4タイプです。皮脂量と水分量のバランスによって客観的に分類できます。普通肌:皮脂が適度にあり水分が多い肌、脂性肌:皮脂も水分も多い、乾燥肌:皮脂が少なく水分が不足している、混合肌:皮脂が多いのに水分が不足している。
これら4つの肌タイプは、刺激や季節などの外的要因や健康状態、ストレスといった内的要因によって変化します。どんな肌タイプなのか知るためには、化粧品カウンターに設置されている測定器を使うのもひとつの方法です。
4つの肌タイプの特徴
普通肌は皮脂と水分のバランスが保たれている状態です。毛穴の目立ちはTゾーンくらいで、全体的にキメが整いツヤがあります。ベースメイクのノリがよく、化粧崩れがそれほど気になりません。乾燥でごわついている部分や皮脂テカリがひどい部分がなく、トラブルが目立たない肌タイプです。
オイリー肌とも呼ばれる脂性肌は、脂っぽいべたつきが気になる状態です。キメが荒く、Tゾーン以外でも毛穴の開きや黒ずみが目立ちます。ベースメイクの皮脂崩れに悩む人が多いです。
乾燥肌は皮脂も水分も少ないので、紫外線や乾燥などの外的刺激を受けやすく、肌コンデションがゆらぎやすい状態です。うるおい保持能力が低いので、レチノールやビタミンCなど、刺激のある成分をスキンケアに取り入れると、かえって肌荒れしてしまう可能性があります。
混合肌は皮脂があるのにカサついている、いわゆるインナードライの状態です。部分的、もしくは全体的にカサついていて、ごわごわしたように皮膚が硬い感触。毛穴の開きが目立ちます。
よく聞く○○肌ってどんな肌状態?
「チキン肌(チキンスキン)」は、鳥肌のように小さなプツプツとした状態であり、毛孔性角化症と呼ばれる皮膚疾患です。主に二の腕や太もも、腰に症状が表れますが、人によっては顔に発症する場合も。顔に表れると、ほかの皮膚疾患と見分けがつきにくいので、医師による診断を受けるといいでしょう。
一見ツヤがあり、つるんときれいに見える「ビニール肌」。実は過度のピーリングや高濃度レチノールの多用によってキメが浅くなり、刺激を受けやすい肌状態です。医学用語ではないので明確な定義がありませんが、一般的には不自然なほどのツヤ、つるつるしてみえる肌状態を指します。
現在じわじわと認知を広げている「薄肌」。ビニール肌と同じくこちらも医学用語ではなく、あくまでも“薄い肌にみえる”という肌印象を表す言葉です。毛細血管が透けてみえる、赤みがでやすい、ファンデーションのノリが悪いなどが特徴としてあげられます。
自身の肌タイプ・体質はどれに当てはまっていましたか? 冬本番に向けてスキンケアの見直しを検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
美容や食など、くらしにまつわるテーマを中心にコラムを執筆。 好きなものや思い出をNotionにまとめがちな記録魔。パンとコーヒーラバーなので週末のパン屋・カフェめぐりがいとしの時間。化粧品検定1級、化粧品成分検定1級を有する。
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