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「ROUTE BOOKS(ルートブックス)」に聞いてみた~巣ごもりさん向け週末オススメ3書~

2022.3.12 pon

本好きならずとも一度は訪れたい、独自の個性、感性が光る注目の書店をご紹介。書店員さんに、巣ごもり時間にぴったりなおすすめ本を聞いてきました!

植物に囲まれながらゆっくり本と過ごす「ROUTE BOOKS」

ROUTE BOOKS外観

 上野駅入谷口から5分くらい歩いた、住宅街の中にあるブックカフェ「ROUTE BOOKS」。並んだ大きな観葉植物たちが目印です。

 運営するのは、リノベーションなどを手がける工務店「YUKUIDO」。10年ほど使われていなかった元工場に引っ越してきたことをきっかけに、「ROUTE BOOKS」を運営することになったそう。

 店内に入ると、たくさんのグリーンと本がお出迎え。書店なのにヒーリング感を感じられる空間です。

 本は話題の本から、小さな出版社・個人が手掛けたZINEなど、この店ならではのラインナップが揃います。ここで新たな本と出会って、そのままテーブル席やソファでドリンクを飲みながら読書したらその居心地の良さにいつもより読書も進みそうです。

 店内の書棚は一部移動できる形になっていて、配置を変えることによってライブスペースにもなります。

ROUTE BOOKS内観

「ROUTE BOOKS」はブックカフェですが、植物(店内の植物は購入可能)と雑貨・家具も扱うお店。スタッフの皆さんは、編集者・ライターの肩書きを持つ選書担当、ギター講師のカフェ担当、ボタニカル担当など、それぞれの持ち場のプロフェッショナルたちで集まり構成されています。

 じつは最初からこういう複合的なお店ではなかったそうで、徐々に人が集まって現在の形になったのだとか。そんな魅力の詰まったお店の成り立ちを、選書担当の石川さんに伺いました!

石川さん:
「もともとこの場を通じて知り合った人と”こういうことをやったら面白いよね”という会話だったり、その人が得意なことを店に取り入れたら面白いのではとオーナーが思い付いたり。

 最近では隣にパン屋も出来ましたし、2Fはレンタルスペースとして貸し出していたりと、フリーの料理人さん向けのキッチンスペースにもなります。店内でライブをすることもあります。いつの間にかここに集まって、その人が得意なことをしていって、それで現在のROUTE BOOKSの形になりました」

ROUTE BOOKS内観

石川さん:
「空間を気に入って通ってくださる方も多いです。毎日コーヒーを飲みに来てくれる方もいますし、店の大掃除に参加してくださる常連さんもいます(笑)。店にあるピアノもご近所さんの寄贈なんですよ」

平日と休日では客層がガラリと変貌

石川さん:
「平日はご近所さんや近くのオフィスで働いている方がコーヒーを飲みに利用してたり、時間をかけてじっくり本を選びたい方がいらっしゃいます。休日となるとお友達同士、カップル率が高くなりますね」

 店の雰囲気をのんびり楽しみたいなら、平日の開店直後がおすすめだそうです。

ROUTE BOOKS内観

 本の並べ方もさまざま。それによって普段出会うことのない本が目に付くチャンスも。階段を上がった2Fは、カフェやレンタルスペースとして使用されています。

工務店YUKUIDO

 店の向かいにある工務店「YUKUIDO」の作業場。店内の書棚は「YUKUIDO」の職人さんが余った床板を再利用して作っています。

■「ROUTE BOOKS」に聞いてみた~巣ごもりさん向け週末オススメ3書~

著者 pon

アイドル誌、エンタメ誌の編集者を経て、現在はフリー編集&ライターとして女性誌やエンタメメディアにて活動。広報やイベント企画のお手伝いもしています。仕事とは関係なくアジアドラマをとにかく見倒す日々…。

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