「Readin’ Writin’ BOOK STORE(リーディンライティン ブックストア)」 に聞いてみた~巣ごもりさん向け週末オススメ3選~
2022.3.4 pon
本好きならずとも一度は訪れたい、独自の個性、感性が光る注目の書店をご紹介。店員さんに、巣ごもり時間にぴったりなおすすめ本も聞いてきました!
■「Readin’ Writin’ BOOK STORE」は、元新聞記者が開いた街の本屋さん
オープンからもうすぐ5周年を迎える、田原町駅近くにある書店「Readin’Writin’ BOOK STORE」。まるで海外にある書店のようなスタイリッシュな佇まい。長年新聞記者として働いていた落合博さんが、定年目前の58歳で退職して始めた個人書店です。
また材木倉庫だった場所を活かしてリノベーションされた店内は、書店らしい空間とはまた違った親しみやすい雰囲気が感じられます。
木枠を活かした壁一面の棚に本がずらっと並んでいても圧迫感は感じません。
階段を上がった中二階にはハンドドリップコーヒーを飲むことができるスペースも(有料/書籍割引あり)。すぐ近くにあるレモンパイで有名な「洋菓子レモンパイ」のケーキ類を持ち込んでもOKです。
提供するコーヒーは、徳島の人気ロースター「aalto coffee」の豆を使用しているとのこと。
Readin’ Writin’BOOK STOREの店内に並ぶ本を見ていると、ジェンダー、フェミニズム関連の本が多く揃っているのが印象的です。開店当初はここまで取り扱ってなかったそう。
落合さん:
「お客さんの声をきっかけに仕入れを始めました。もともと僕自身、関心を持っていたジャンルでもありました」
そのほか、食、外国文化、絵本、建築、人文社会、歴史などのラインナップも充実しています。
落合さん:
「本は買取りで仕入れています。テーマ・著者・出版社(編集者)・装幀を判断基準に、僕が読みたいと思う本、未来のロングセラーになると思う本を選んでいます」
落合さんこだわりのラインナップはぜひ来店してチェックしてみてください!
著者を招いての刊行記念トークイベントや、ジェンダー・フェミニズムを知るためのイベントなどのブックイベントも行っている「Readin’ Writin’ BOOK STORE」。コロナ禍になるまでは年間100以上のイベントを開催していたそう。
最近では少し減っているものの、週末を中心にオンラインと並行して行なわれています。公式サイトにあるイベント内容のアーカイブを見るとその内容や登壇者の組み合わせが興味を誘います。
落合さん:
「新刊のタイミングで出版社側から提案されることもありますが、こちらから提案することもあります。
最近では、台湾の作家焦桐のエッセイ「味の台湾」の訳者である川浩二さんと新宿のコーヒー店ベルクのフリーペーパの記事からまとめた「底にタッチするまでが私の時間」(木村半次郎商店)の編者である木村衣有子さんの対談イベントを開催しました。
これは本が面白かったことはもちろんですが二人がご近所だったことからお声かけして実現しました」
そのほか短歌教室、一箱古本市も定期的に開催。また、落合さんはライティングの個人レッスンも行っています。
落合さんが、書店を開くまでの過程が綴られた「新聞記者、本屋になる」は、落合さん自身が執筆をされています。Readin’ Writen’でもお買い求めいただけます。
アイドル誌、エンタメ誌の編集者を経て、現在はフリー編集&ライターとして女性誌やエンタメメディアにて活動。広報やイベント企画のお手伝いもしています。仕事とは関係なくアジアドラマをとにかく見倒す日々…。
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