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話題の「ソフト老害」って何?30代・40代でも「老害」認定される理由は?気をつけたい言葉・態度

2024.3.11 かんな

「ソフト老害」とは、放送作家の鈴木おさむさんが取り上げ話題となったキーワード。そもそも、「老害」と言うと、高圧的な高齢者を思い浮かべるかもしれません。30代や40代が老害と思われるのはどんな場面なのか、自身に当てはまっていないかチェックしてみてはいかがでしょうか。

「老害」定義が低年齢化?

「老害」定義が低年齢化?「老害」定義が低年齢化?

「ソフト老害」とは、放送作家の鈴木おさむさんが取り上げ話題となったキーワード。そもそも、「老害」と言うと、高圧的な高齢者を思い浮かべるかもしれません。しかし、30代や40代でも若い世代から煙たがられて「老害」とされることがあり、そのような比較的若い世代の「老害」を「ソフト老害」と名付けられたようです。

 そもそも「老害」に当たる年齢は何歳からなのかは厳密に決まっていません。年齢や経験、地位を利用して実権を握ったり、周りの話を聞かずに自分の意見を押し通そうとしたりするため、これに該当するシニア世代を指して「老害」と言うことが多い傾向です。

 老害とは、自分よりも若い世代に迷惑をかける人のことを指して呼ぶことが多いようです。老害に当たる人は自分よりも年上の人が該当するため、会社に古くからいる人や役職がある人であれば、50代でも「老害」と思われることもあるでしょう。

 また、年齢は関係ないことから、10代や20代の若者にとっては30代・40代でも老害に該当することもあります。「あの人は老害だ」と思うことがあるかもしれませんが、自身も下の世代からも同じように思われていることも考えられます。

30代・40代の「老害」、どんな人が当てはまる?

 30代・40代の老害は、職場内で起きやすい傾向です。20代にとって30代・40代は先輩や上司にあたるため、その地位を利用して下の世代に迷惑をかけることが考えられるからです。

・会社の古いルールを変えたくない
・給料に合った仕事をしていない
・周りを不快にさせる言葉を言う

などが、30代や40代でも当てはまる老害に挙げられます。

 効率が悪いにも関わらず慣習になっているルールの変更に抵抗するのは、老害と思われる原因です。「若いやつの意見はいらない」と全く聞き入れないのも、老害と思われる理由に繋がります。

 また、20代の社員よりも給料が高いのに、仕事を後輩にまかせてばかりでネットサーフィンや休憩をしている姿も見られています。

 さらに、仕事にも慣れ、それなりの立場になった30代・40代は、つい大きな顔をしがちになるのが原因かもしれません。20代の頃に上司にされたり言われたりして嫌だったことを、後輩にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

 相手が不快に感じていれば、それは年齢は関係なく老害だといわれる可能性があります。「まだ30代だから大丈夫」と思っていても、行動は若い世代にとっては「老害認定」されているかもしれないのです。

では、次はどんな言葉が老害になるのか紹介します。

一体どんな言葉が「老害」になる?

一体どんな言葉が「老害」になる?一体どんな言葉が「老害」になる?

 30代・40代でも「老害」認定されがちな傾向には、以下のようなものがあります。

・話が長い
・昔話ばかりする
・自分が正しいと思い込んだ発言
・仕事をしないのに文句ばかり言う
・セクハラやパワハラに該当する言葉

 話の要点をまとめられず、だらだら説明するのは老害のサインです。特に、聞かれてもいないのに昔の話を武勇伝のように語るのは、嫌われる傾向にあります。ついつい、若い世代に聞かせたくなるかもしれませんが、相手はそんなに聞きたくないと思っているかもしれません。さらに、先輩や上司が話し出すと手を止めて話を聞かなければならないため、仕事が遅れる原因になるのも老害だと思われる理由でしょう。

 また、話をするときは自分が正しいと思い込んだ発言が多くなり、扱いづらいという印象にを持たれることもあります。

 プライドを持って仕事をすることは大切ですが、頑固な態度や高圧的な態度は、若い世代から面倒に思われているかもしれません。

 そして、仕事に慣れて手の抜き方がわかる30代や40代は、あまり仕事をしていないのに文句を垂れることも多くなり、これも老害だと思われています。

 自分が正しいと思い込んでいることも原因です。年齢を重ねることで頭が固くなっていくので、いろいろな人の意見を聞いて取り入れてみると、若い世代からの印象が変わります。

 最後に最も老害だと思われるのが、セクハラやパワハラに該当する言葉です。

 若い世代と距離を縮めようとして、不用意な発言をしていませんか?立場を利用して、若い世代に高圧的な言動をしていませんか?
ハラスメントは民法上の不法行為として、懲戒処分に問われることもあります。自分の首をしめることに繋がるので、一度普段の言動を振り返ってみるのも良いでしょう。

 以上、30代・40代でも該当する老害を解説しました。

「勝手に『老害』と呼ばせとけばいい」、そう思う人も多いでしょう。老害という言葉はさておき、職場などで人間関係を円滑にするためには、謙虚な姿勢を忘れないことが大切だと思います。

 自分は気持ちよくても、相手が迷惑に感じていれば、それは自分たちが上の世代に感じた老害と同じことなのです。歳を重ねるたびにどうしても頭が固くなりがち……。どの年齢であれ、自分本位にならず、周りに気遣いができるよう意識しておきたいですね!

ライター かんな

2児の母で、ウェブライターをしています。キャンプやサーフィンなどのアウトドアも好きですが、自宅にこもって動画配信を見たり、最新情報をチェックしたりするのも好きです。

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