年収400万円台で「年150万円」貯めるアラサー女性3人の驚きテク 食費・光熱費・家賃をいかに削るか?
2023.7.7 まっきー
なかなか増えない貯金額。どうすれば効率的にお金を貯められるのか? 年間150万円貯金している3人のアラサー女性に、独自の節約術を教えてもらいました。
たくさん貯める人の節約テクとは?
家の電気をこまめに消したり、外食をやめて自炊を頑張るようにしたりと、こまめな節約に臨んでいる人は多いと思います。でも年間で7ケタの節約をしている人に聞くと、節約に対する考え方や頑張るところが全く違う実態が見えてきました。
どうすれば効率的にお金を貯められるのか? 年収400万円台ながら年間150万円貯金している3人のアラサー女性に、独自の節約術を教えてもらいました。
2021(令和3)年「民間給与実態統計調査」(国税庁)によると、年齢階層別の平均給与は、25~29歳が371万円、30~34歳が413万円です。年収400万円台を一つの基準として、効率のいい貯金の方法を探ってみましょう。
1.家庭菜園で自給自足生活をするAさん
コロナを機に古民家暮らしを始めたAさん。近所で畑を貸出しているのを見つけて即応募。家庭菜園で野菜を育てるようになりました。
当初は、植えてから20日で収穫できるラディッシュをはじめ、ベビーリーフやピッコロ(ミニサラダニンジン)など、初心者でも失敗しづらい野菜の栽培に挑戦。今では、夏はミニトマトやピーマン、冬はカブやシュンギクなど、季節に合わせた野菜を育てられるようになりました。
家庭菜園でとれた野菜と、近所の住民からおすそ分けでいただくお米などで毎日の食事をまかなえるようになり、食費が月2万円ほど節約できているとのこと。さらにハンドメード品を製作してフリマで販売するようにもなり、その分お出かけの機会は激減したといいます。
食費の節約とハンドメード販売費、さらに交際費削減により、年間150万円の節約に成功しているそうです。
2.ガス契約ストップで賢く節約するBさん
普段はIT企業の事務として働くBさん。座っての仕事ばかりで運動不足になるからと、平日は退社後、毎日スポーツジムに通っています。
ジムにはシャワールームがあり、運動で汗を流した後はシャワーでスッキリしてから帰宅します。冬は身体を温めるため、帰宅後にあらためてお風呂に入り湯船につかりますが、夏はジムでのシャワーでおしまい。家でお風呂に入り直すことはしません。
そんなBさん、夏は家でお湯を使うことがないことに気付き、思い切って5月から10月のガス契約をストップしてしまうようになりました。
これで年間2.4万円ほどの節約になっているそうです。今はやりのサ活(サウナ活動)も気になっているようですが「サウナに毎日通えば、1年中ガス契約止めても困らないかも」とのこと。サ活の目的が少しおかしいような気がしますが、本人は至って真面目に話していました。
ガス契約ストップでの節約のほかに、ウェル活(「ウェルシアグループ」で20日にTポイントでお買い物をすること。この日はTポイントで支払いをすることで獲得ポイントが1.5倍になるため、実質3分の2の金額で買い物できる)や、株式投資の優待利用などで、年間150万円の節約につなげています。
3.アドレスホッパーで家賃を大幅削減のCさん
数年前からブームになった「断捨離(だんしゃり)」。今では「ミニマリスト」という言葉も定着するほど、モノを捨てる行動は当たり前になってきていますが、まさかの「家」まで断捨離してしまったCさんのエピソードを最後に紹介します。
デザイナーとして働くCさん。コロナ以前は会社に出社して業務を行う日々でしたが、コロナ禍以降は基本的に自宅で仕事をするようになりました。といってもCさんには「自宅」というものがありません。なぜなら、アドレスホッパー生活をしているからです。
アドレスホッパーとは、「アドレス=住所」をホッピング、つまり次から次へと移動していく人のこと。具体的には、固定の自宅を持たず居場所を転々としながら生活する人のことを言います。2019年頃からアドレスホッパーとして生活する人が増え、それに併せて住宅サブスクリプションサービスがいくつも登場しました。
Cさんは、月額約4万円で日本各地にある拠点に泊まり放題のサブスクに登録しています。つまり、家賃と水道光熱費を合算して月4万円ほどで済んでいるのです。
拠点を移動する際に交通費はかかりますが、それでも都内に自宅を借りていた頃と比べると固定費は毎月約6万円削減できているそうです。アドレスホッパーになりたての頃はこまめに拠点を変えて旅行気分を味わっていましたが、最近はお気に入りの拠点に長くとどまることも増え、交通費も減っているといいます。
スーツケース一つで全国を移動する生活なので、洋服や家具などを買う機会もグンと減り、それも節約につながっているそう。貯金については特に意識していませんでしたが、計算してもらったところ年間の貯金額は150万円を超えていました。「節約している自覚がない」というところが、うらやましいですよね。
固定費をいかに減らすかがポイント
Aさんは食費、Bさんは光熱費、そしてCさんは主に家賃を節約して貯金に回しています。食費、光熱費、家賃は生活していく上では必ず掛かるもの(Cさんは家賃はかかっていませんが)。
これらの必要経費を大胆な発想をもって削減することが、毎年7ケタの貯金を達成することにつながるのだと言えそうですね。
一児の母。フリーでライターやYouTube動画編集をしています。料理が好きですが、腕前はイマイチ。おしゃれフードや占いが好きで、娘が寝た後にのんびりと女子向けサイトを見て情報収集するのが最近の楽しみです。
recommend
こちらもおすすめ