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「仕事休みたいけど休めない」女性の7割が経験 原因は“自己肯定感の低さ”や“ギルティバイアス”か?

2023.11.15 LASISA編集部

エスエス製薬の解熱鎮痛薬ブランド「EVE(イブ)」が、「休暇に関する実態調査」を実施し、その結果を公表しました。調査は、2023年2月、20~50代の男女1000人を対象にオンライン上で行われました。

なぜ休みたいのに休めない女性が多いのか?

なぜ休みたいのに休めない女性が多いのか?なぜ休みたいのに休めない女性が多いのか?

 エスエス製薬の解熱鎮痛薬ブランド「EVE(イブ)」が、「休暇に関する実態調査」を実施し、その結果を公表しました。

 調査は、2023年2月、20~50代の男女1000人を対象にオンライン上で行われました。

 それによると、「これまでの仕事において、本当は休みを取りたいが周囲を気にして取れなかった」に、女性の17%が「頻繁にある」、53%が「時々ある」と回答し、合わせて70%が「休みを取りづらいことがあった」という結果でした。上位の理由に、「職場に休める空気がないから(45%)」、「他人に迷惑をかけてしまうから(42%)」、「罪悪感を感じるから(35%)」とあり、周囲を意識している人が多いことが明らかになりました。

「自己肯定感が低い」ほど休みを取りづらい傾向

あなたは仕事を休むことで、会社の周囲の人に対して「申し訳ない」と思いますかあなたは仕事を休むことで、会社の周囲の人に対して「申し訳ない」と思いますか

 また、自己肯定感が低いと回答した女性に「仕事を休むことで会社の周囲の人に対して『申し訳ない』と思うか」という質問に対し、約6割が「申し訳ないと思う」という回答をしていることから、自己肯定感の低い女性ほど周囲の目を気にして休みが取りにくくなっていると推測されます。

 一方で、「あなたの企業では実際に女性が休みを取りやすい環境になっていると思うか」という質問に対し、29%が「取りやすい環境だと思う」、41%が「どちらかというと取りやすい環境だと思う」が合わせて70%で、大多数が休みを取りやすい環境だと思うと回答しました。

また、約半数の女性が「休みをとることは必要だと思いつつも、今しかできないことがあるときはそれに専念したい」と回答しており、そのうちの6割近くが結婚願望がある・子供を持つ希望があると回答しました。

休みを取りづらくする原因“ギルティバイアス”とは

「EVE」は、「休むことに対してネガティブな感情を抱いてしまう女性が多いものの、周囲はどちらかというと積極的に休暇を取得してほしいと思っているというギャップがあるという事実が明らかになったといい、女性が休みを取れない背景には、「休みは周囲に迷惑をかけてしまうという無意識での思い込み“ギルティバイアス”が存在している」のではと説明しています。

「EVE」は、2023年10月26日(木)、『「休息と回復を認め合う社会へ」supported by EVE』を開催し、“ギルティバイアス”の存在の周知と、休息の大切さを伝えるイベントを開催しました。

 イベントでは、モデルで俳優の菜々緒さんとお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんが参加。エスエス製薬が作成した「休息診断ツール」を実際に体験し、自身の休息タイプを発表し、休息の大切さについてトークを広げました。

 エスエス製薬は、同イベントでも自己肯定感の低い人ほど休みが取りづらいと感じているという調査結果を発表しました。

 女性が、休息を取りやすくするためには「自己肯定感が低い」原因を明らかにし、自己肯定感を高める必要があるのではないでしょうか。

 公認心理士の芙和せらさんにアドバイスをもらいました。

今からでも自己肯定感を高める方法はある?

心理カウンセラー 芙和せら(ふわ・せら)

心理カウンセラー歴38年(公認心理師、シニア産業カウンセラー、芸術療法士)。誰もが気軽にカウンセリングを受けられる社会にしたいと考え、花、色彩心理、ハーブなど親しみやすい切り口の心理療法を開発。学術的なエビデンスを得ている。一般社団法人<芙和せら>心理研究所 所長。花と心の学校/ハートステップ・カレッジ 代表。

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