社会人の「メンタル不調」62%が経験? 原因は「2位 仕事量」「3位 ハラスメント」…1位は?
2023.10.10 LASISA編集部
社会人になってからメンタル不調を経験した人の割合は62%――。そんな調査結果が発表されました。
10月10日は「世界メンタルヘルスデー」
10月10日は「世界メンタルヘルスデー」。これに併せて、管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」が、「管理部門のメンタル不調経験と企業のメンタルヘルス対策の実態調査」を発表しました。
調査は2023年9月、全国の管理部門人材294人を対象にインターネット上で行われました。
それによると、「社会人になってからメンタル不調を感じたことがある」という問いに対して62%が「ある」と回答。そのうち89%が「仕事への悪影響を感じた」と答えました。
さらに、悪影響を感じた人のうち38%が「転職をした」とし、35%も「転職を検討した」と答えています。
メンタル不調経験者を企業規模別に見ると、99人以下が最も高い70%で、規模が小さいほど割合が高くなる傾向があります。
不調サポート制度の利用は16%にとどまる
「メンタル不調の要因」については、「職場でのハラスメント」が40%で3番目に多く、2番は「仕事の量・負荷へのストレス」(58%)、そして「職場の人間関係」が65%で最も多いという結果になりました。
一方、所属企業のメンタル不調サポート制度の利用経験はわずか16%にとどまっています。調査を行ったエムエスキャリアは「制度設計や利用方法、周知の課題も要因として考えられる」としています。
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