“コロナ禍”前後で大きく変化?【就職人気企業ランキング】直近5年で比較
2024.1.25 LASISA編集部
「学情」が、「就職人気企業ランキング」のコロナ前(2019年調査)とコロナ禍(2020~2022年調査)、現在(2023年調査)の結果を比較したデータを発表しました。
コロナ前後で「人気企業」に変化はあったか
「学情」が、「就職人気企業ランキング」のコロナ前(2019年調査)とコロナ禍(2020~2022年調査)、現在(2023年調査)の結果を比較したデータを発表しました。
それによると、トップは2019年以降、一貫して「伊藤忠商事」となっています。
伊藤忠商事は、2018年調査から6年連続で首位の座を獲得。6年連続トップは2001年以降で初めてで、人気の高さが分かります。
2022年度決算では、エネルギー・化学品、食料、住生活、金属など多分野で大きく収益を伸ばしています。好業績に加え、午後8時以降の残業を原則禁止する「朝型勤務」など、働きやすさの充実を図っていることも人気につながったと言えます。
2019年(コロナ前)は「旅行」「レジャー」関係が人気
2019年の調査では2位の「JTBグループ」を筆頭に、「エイチ・アイ・エス」、「オリエンタルランド」がトップ10にランクイン。「商社」や「食品」とともに、「旅行」「レジャー」が人気を集めていたことが分かります。
コロナ禍では巣ごもり消費の影響、エンタメも人気に
2020年調査は、2位の「味の素」を筆頭に、「食品」がトップ10に3社ランクイン。10位には食品スーパーが好調だった「イオングループ」が前年から順位を60以上上げて入りました。コロナ禍で「巣ごもり消費」を牽引した業界が支持を得ています。
2021年調査では、2位の「講談社」が前年4位から順位を上げた他、3位の「集英社」(前年11位)、5位の「任天堂」(前年6位)が順位を上げました。自宅で楽しめるエンタメが人気を集めていました。
現在は、デジタルコンテンツを提供する企業に注目
2022年調査では、2位に「任天堂」がランクインした他、電子コミックが好調な「講談社」、「集英社」が5位以内にランクイン。
2023年調査では、2位の「講談社」を筆頭に、3位「集英社」、7位「KADOKAWA」、9位「小学館」と、出版社がトップ10に4社入りました。電子コミックや動画、ゲームなど、デジタルコンテンツを提供する企業が、デジタルネイティブである学生から支持を集めているようです。
※企業名・表記は発表時時点のものです。
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