《子ども部屋おばさん》“こどおば”は恋愛できるのか? 世間の目が厳しいワケ、婚活に向けての心得3つ
2025.4.23 おおしまりえ
子ども部屋おばさん、通称“こどおば”。実家暮らしをする人の割合や、婚活での需要について解説していきます!
“こどおば”の恋愛・婚活は超ハードモード?

子ども部屋おばさん、通称“こどおば”が、現在増えていると言われています。こどおばの定義はさまざまですが、一般的には、30代以上の独身女性で親と同居している人を指します。一昔前であれば「パラサイト・シングル」と呼ばれ、親に寄生(パラサイト)する存在だと呼ばれていました。
結婚適齢期を過ぎはじめてなお、子どものように実家に住まうこどおば達。彼女たちは、今から恋愛・結婚はできるのでしょうか……。実家暮らしだからこそ苦戦する理由とともに、解説します。
結論から言うと、こどおば達の恋愛・結婚はかなり厳しい状況が待っていると言われています。その理由としては、実家暮らしというプロフィールから、自活力や自立心、経済観念の希薄さなどを疑われ、恋愛・婚活市場において、ネガティブイメージを持たれるというものです。一人暮らしをすると、おのずと家事スキルと経済スキルは身につきます。このスキルが、ずっと実家暮らしをしていると、欠けていると思われてしまうのです。
続いて、こどおばは実際のところ、どの程度いるのかについて「第16回・出生動向基本調査」が行なった調査を通して紹介します。独身者調査は2021年6月、配布調査票 1万4011票うち有効票数 7826票(有効回収率55.9%)を参照したものです。子供部屋おばさんの定義としてある30代以上の独身女性は30.5%いるとされていました。また、国勢調査によると、こどおばに近い概念として、親と同居する40代50代の未婚女性は、1995年は3.1%だったのに対して、2015年には9.9%へと大幅上昇しています。現代において、30代以上の独身女性がそもそも増えていることと合わせ、こどおばも増加していることが分かります。
「実家暮らし」だから恋愛できない?
「子ども部屋おばさん(=こどおば)」という言葉には、恋愛や結婚に後ろ向きな印象がつきまといます。特に「自立していない」「家事ができなさそう」という先入観があるため、恋愛対象として見られにくいケースもあります。
実際にはしっかり働いている人も多いですが、相手からはそう見られない可能性があるのも事実です。自分がこのイメージに当てはまっていないかを見つめ直し、必要なら少しずつ変えていきましょう。また、実家暮らしをする理由があれば、それはこどおばとは言いません。例えば、貯金をがんばるために実家に住んでいるとか、今は勉強したいことがあるから実家にサポートをお願いしているなどです。こうした女性は、恋愛シーンではきちんと理由を説明し、自分には自活するスキルや成長意欲があることを伝えましょう。
婚活での心得
こどおばは恋愛や結婚ではイメージが悪いと同時に、実際の恋愛からも遠ざかっている傾向があります。ここでは、こどおばが今から恋愛・結婚をするために、効果的な取り組みを紹介します。
【交友関係や興味の範囲を広げる】
実家暮らしは行動範囲が狭くなりがちです。趣味のイベントや社会人サークルなどに参加して、新しい人と出会う機会を増やしましょう。恋愛につながらなくても、男性と自然に接する経験は大きな一歩になります。
【家事スキルや経済スキルを身に着ける】
実家にいても、自炊や掃除、貯金などを習慣にすれば、生活力は十分にアピールできます。結婚後の暮らしをイメージできるような力があると、相手も安心しやすくなります。
【男性への免疫をつける】
恋愛経験が少ないと、男性と関わること自体に緊張してしまうことも。まずは構えすぎず、職場の男性との会話など、日常生活の中で男性に慣れることから始めてみましょう。自然体で接することが、好印象につながります。
【まとめ】
“実家暮らしのこどおば”は結婚できない。世間ではそんな風潮がありますが、実家暮らしだから恋愛や結婚ができないわけではありません。ただ、恋愛や婚活においては、周囲の目や印象に影響されることは確かです。こどおばというイメージに負けず、自分の魅力を日常の中で育てていき、素敵な恋愛をはじめていきましょう!
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