LASISA

Search

【相続準備】親にやっておいてほしいことTOP3!3位:遺言書作成、2位:生前贈与、圧倒的1位は?「トラブル回避のために」約半数が重要と回答

2025.4.28 LASISA編集部

AlbaLinkが運営する「訳あり物件買取プロ」が、「親がしてくれていたら助かる相続準備」に関する調査を実施し、その結果を発表しました。

親がしてくれていたら助かる相続準備は?

親がしてくれていたら助かる相続準備は?親がしてくれていたら助かる相続準備は?

「相続ってなんだか大変そう……」多くの人がこのようなイメージを抱いているのではないでしょうか。AlbaLinkが運営する「訳あり物件買取プロ」が、「親がしてくれていたら助かる相続準備」に関する調査を実施し、その結果を発表しました。調査は、2025年3月26日~4月7日の期間、全国の男女505人を対象にインターネット上で行われました。

 それによると、「親が十分な相続準備をしてくれているか」という問いに対し、「十分にしている(8.1%)」「多少している(38.6%)」が合わせて46.7%でした。「わからない」と答えた人が23.4%もいた点にも注目。これは、親が何らかの準備をしていたとしても、子どもに伝わっていない可能性を示唆しています。

 親がしてくれていたら助かる相続準備TOP3について、、圧倒的1位は「資産をリスト化する(42.6%)」でした。

・相続財産が整理されていると、手続きがスムーズに進む。知らずに借金を相続してしまうリスクを防げる(20代 女性)
・兄弟と揉めたくない。何があるか一目でわかる(30代 女性)
・どのような資産があるのかを把握することによって、事前に手続きなどの計画が立てられるから(60代以上 男性)
などの声が寄せられました。例えばリスト化で「近隣とトラブルを抱えている不動産」など相続時に複雑な対応が必要な資産があるとわかれば、心づもりができます。資産があることに気づかず、相続税の申告漏れにつながることも防ぎやすくなります。

 さらにマイナスの資産も含めてリスト化することにより、借金を相続してしまうリスクを低減できるメリットも。

 また資産内容を明確に把握することにより、複数の相続人で何をどう分けるかという話し合いもしやすいため、兄弟姉妹間の「勘違い」や「疑念」などによるトラブルも防ぎやすくなると期待する人が多くなりました。

 2位は「生前贈与を行う(25.1%)」でした。
・少しでも、非課税の枠を活かせる(20代 男性)
・生前に名義変更等により非課税で済む事柄があるならば、なるべく節税につながる行動をとっておきたい(30代 女性)
・亡くなってからの煩わしさが、少しは軽減されると思うから(40代 男性)
など、節税効果を期待する声や、一部の資産を前倒しで受け取ることで、相続時の手続き負担を減らせるというメリットが挙げられました。

 3位は「遺言書を作成する(11.9%)」でした。
・口頭でお金の話はされるが、いざというときに揉めるという話をよく聞くので、しっかり書いておいてほしい(30代 女性)
・公正証書遺言を準備してくれること。紛争の種を防ぐためら(40代 男性)
・兄弟がいるが、あまり仲が良いとは言えず、普段から疎遠。親の保有する財産は決して多くはないものの、相続発生時には揉めるのではないかと懸念している。しかし遺言書があれば、話し合いも比較的スムーズに進むのではないかと思われるす(50代 女性)
など、「相続時の争いを避けたい」と考えている人が多いことがわかりました。

 これらの調査結果から、子ども側は、相続手続きのスムーズさやトラブル回避を重視しており、財産のリスト化などを求めていることがうかがえます。一方で親が実際にやっている相続準備としては、より手軽な「書類の保管場所を教える」となりました。書類の保管場所を教えるのも重要ではあるのですが、財産のリスト化や、必要であれば生前贈与なども検討しておいたら良さそうです。

 アンケートでは一部「相続するのが手間だし財産はいらないから、財産は自分で使い切ってほしい」という意見もありました。

 今回の調査を通して、AlbaLinkは、「相続準備の前段階として『子どもは親の資産を相続したいのか否か』という根本的なところから、親子間の意思疎通が必要である」と、指摘しています。

※ ※ ※

 GWは実家に規制するという人も多いでしょう。この機会に、親子で「相続」について話し合ってみてはいかがでしょうか。

recommend

こちらもおすすめ