【アサリの栄養】潮干狩りシーズン到来!知っておきたい効果的な食べ方を栄養士ライターが解説
2025.4.20 野村ゆき
アサリは春から5月頃にかけて旬を迎えます(地域によっては春と秋の年2回が旬)。アサリの栄養ポイントを知って、おいしくいただきましょう!
旬のアサリ!栄養のこと知ってますか?

潮干狩りが気持ちいい季節になりました。潮干狩りの主役といえば、「アサリ」ですよね。お味噌汁や酒蒸しなど、日本の食卓になじみ深い貝の一つです。春から5月頃にかけて旬を迎えます(地域によっては春と秋の年2回が旬)。アサリの栄養ポイントを知って、おいしくいただきましょう!
貧血や骨粗しょう症を防ぐビタミンB12が豊富

アサリの主成分はたんぱく質で、必須アミノ酸のリシンやメチオニンなどが豊富。特に旬の時期のアサリには、アミノ酸の一種である、うまみ成分のコハク酸、動脈硬化予防や肝臓の解毒作用を助けるタウリンが増えると言われています。
また、アサリには鉄と体内で鉄の材料となる銅が含まれ、別名「造血ビタミン」と呼ばれるビタミンB12が多い点も特徴。ビタミンB12は骨の強度を高めるコラーゲン生成にも関わっているため、貧血や骨粗しょう症予防のためにも積極的に食べたい食材です。
アサリ10個の正味重量(身の部分30g)に13.4μgのビタミンB12が含まれ、12歳以上が1日に必要な目安量4μgを十分に補うことができますよ(※1)。
※1)『日本人の食事摂取基準(2025年版)』『日本食品標準成分表(八訂)増補2023年』より
編集ライター歴25年以上。食と栄養への興味が高じて40代で社会人学生となり、栄養士免許と専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格を取得。食品・栄養・食文化・食問題に関する情報+好奇心のアンテナをボーダーレスに広げ、分かりやすい記事をモットーに執筆中。
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