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【何それ】もってのほか、ガタタン、どぶ汁…!?ネーミングセンスのクセが強すぎる郷土料理

2025.4.19 LASISA編集部

日本各地にはネーミングが独特すぎて思わず二度見してしまう郷土料理が多数。ユニークな郷土料理の世界をのぞいてみましょう。

「もってのほか」という食べ物を知ってる??

知らなかった!変わった名前の郷土料理たち知らなかった!変わった名前の郷土料理たち

「もってのほか」と聞くと、「とんでもない」「ありえない」といった意味を思い浮かべる人が多いかもしれません。じつは地方の郷土料理には、「もってのほか」という食べ物が存在しています。「もってのほか」だけでなく、日本各地にはネーミングが独特すぎて思わず二度見してしまう郷土料理が多数。ユニークな郷土料理の世界をのぞいてみましょう。

郷土料理には各地域の歴史や文化が根付いている

 気になる「もってのほか」とは、山形県で生産されている食用ぎくのこと。色は鮮やかなピンク色で、おひたしや和え物として親しまれています。名前の由来には2つの説があり、「天皇家のご紋のもとになっている菊を食べるのはもってのほか」や、「もってのほかおいしい」という意味から名付けられているそう。ネット上では「すごい名前だな!」「まず食べ物とは思えない」などの声が寄せられ、驚きを隠しきれない様子でした。

 また北海道には、「ガタタン」という擬音語のような名前の料理が存在します。ガタタンは人参やエビ、豚肉など具沢山な野菜が入ったとろみのある中華スープ。中華料理「含多湯(ガタタン)」が由来とされ、戦後に旧満州から引き上げた村井豊後之亮氏が中国の家庭料理を元に、芦別地方で提供を始めたそうです。

 ほかにも、福島県と茨城県に伝わるインパクト抜群な名前の料理が「どぶ汁」。あんこうと野菜の水分だけで作る味噌味の鍋のことで、名前の由来には諸説あります。あん肝が溶けた汁が濁って見えることから名づけられたとする説や、捨てるところがないあんこうを使っていることから、「すべて」という意味の「どぶ」が由来という説も。しかし作り方にコツがいるため、現在ではあまりお目にかかれません。幻の郷土料理として、北茨城市などごく一部の地域で提供されています。

 日本には、名前からまったく想像できないユニークな郷土料理が数多く存在します。それぞれの料理には各地域の風土や歴史、人々の知恵が詰まっており、名前の由来を知ることでより一層魅力が増すはず。見た目や名前のインパクトだけでなく、味わいや背景にも注目しながら、各地の郷土料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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