GW明けに気をつけたい《おこもり疲れ》解消に役立つ “攻めの休養”とは?
2025.5.6 夏木紬衣
年明け真っ先の連休といえばGW!ついついのんびりし過ぎて引き起こす“おこもり疲れ”にアプローチする“攻めの休養”について解説していきます!
ゴールデンウィーク明けは体がだるい…

2025年のゴールデンウィークは最長11連休。しかし、賃金の伸び悩みや物価高により旅行や帰省を避けて自宅で過ごそうと考えている人が少なくありません。連休中にたまった疲れを解消しようと思っていても、かえって疲れがたまってしまう“おこもり疲れ”を招いてしまわないよう、癒しとは違う“攻めの休養”についてご紹介します。
2025年1月、グッドカミングによる男女300人を対象に実施された「旅行・帰省に関するアンケート」の調査結果によると、2025年のゴールデンウィークや年末年始など長期休暇の旅行に関して「積極的に行きたい(または行く予定がある)」と回答したのは24人(約8.0%)とごくわずかでした。
「行けそうなら行きたい」と旅行に前向きな声が全体の約半数である132人(約44.0%)を占めるものの、「あまり意欲がない」と回答した91人(約30.3%)と「行かない」と回答した53人(約17.7%)の消極的な意見とほぼ同数という結果でした。
“おこもり疲れ”を招く3つの悪習慣
調査結果を通してみると、連休は日々の疲れを癒す休息に時間を充てる人もいることが推測できます。そうなると、ついつい家でのんびりし過ぎて逆に疲れを引き起こしてしまうなんてことも起きかねません。そんなおこもり疲れを招く原因はどんなところにあるのか……。
(1)昼夜逆転による日光不足
人の体内時計の周期は24時間よりも若干長いので、1日ごとに少しずつズレが生じます。このズレをリセットして正常なリズムに戻す役割を担うのが日光です。朝決まった時間に日光を浴びることで体内時計が正常に働き、自然な入眠を促すことにつながるのです。しかし、連日のおこもりで日光を浴びる機会を逃すと、体内時計のリズムが崩れたままに。寝つきの悪さや疲労感の蓄積など、さまざまな悪影響を与えます。
(2)食べ過ぎ・飲みすぎによる糖質過多
連休中のおこもり期間は、運動の機会も失われがちです。食べたり飲んだりしたあと、ベッドやソファでゴロゴロしっぱなしということも少なくありません。食後に血糖値が大きく跳ね上がる「食後高血糖」と、食後に血糖値が乱高下する「血糖値スパイク」によって糖質疲労が引き起こされると、だるさやイライラなどの症状が現れます。
(3)スマホやゲームによる脳疲労
長時間のスマホ視聴やゲーム、テレビなども疲労の原因になります。目の疲れから肩こりや首こりを誘発するだけではなく、記憶や思考を処理する前頭葉の機能が低下することで物忘れしやすい状態に。20代~30代でも認知症に似た症状が現れます。
心も体もスッキリする“攻めの休養”3選
招いてしまった、おこもり疲れを解消するためには、どんなことが効果的なのか? 実践したい“攻めの休養”について紹介していきます。
(1)プチ外出
コンビニでコーヒーを買いに行く、自転車で本屋さんに向かうなど、ちょっとした外出でも十分にリフレッシュ効果があります。自宅から出て場所を変えることで、意識が外に向いて気分転換に。“外に出た”という達成感がプラスの感情をもたらし、気分をセルフコントロールできるようになります。
(2)没頭できる趣味
休日でも仕事のことが頭から離れず疲労につながってしまう方は、夢中になる趣味や好きなことに取り組んでみましょう。DIYや手芸など手先を動かすことや、映画鑑賞や読書など世界観に没頭できるものがおすすめです。
(3)誰かと話す・笑う
人との会話はほどよい刺激をもたらし、気分転換やリフレッシュにつながります。笑い話ができればなおよし。笑いによって脳内ホルモンが分泌され、多幸感をもたらしつつ自律神経のバランスを整えられます。
【まとめ】
おこもり疲れを解消するためにどうしたらいいのか考えたとき、温泉に浸かったりアロマを焚いたり、癒しのアクションをイメージしがちです。癒しを感じるアクションでもいまいち疲労感が解消できない人は、紹介した攻めの休養に取り組むのが合っているかもしれません。
美容や食など、くらしにまつわるテーマを中心にコラムを執筆。 好きなものや思い出をNotionにまとめがちな記録魔。パンとコーヒーラバーなので週末のパン屋・カフェめぐりがいとしの時間。化粧品検定1級、化粧品成分検定1級を有する。
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