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連休明けにやってくる【五月病】セルフチェック表、抜け出すための心と体のメンテまで!

2025.5.7 夏木紬衣

連休明けに落ち入りやすい「五月病」について、セルフチェック方法や抜け出すための心と体のメンテ方法などを伝授します!

今年もやってきた…「五月病」シーズン

今年もやってきた…「五月病」シーズン今年もやってきた…「五月病」シーズン

 ゴールデンウィーク明けに感じる心身の不調である「五月病」。人それぞれの症状の違いはあれど、新しい環境への適応がうまくいかないことに対するストレスから、やる気の低下や食欲不振などさまざまな不調を感じるようになります。

 五月病から抜け出すには、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンをはじめとした神経伝達物質をつくる食べ物をとることがポイントです。本記事では、五月病による不調を改善するおすすめ食材をご紹介します。

「五月病」とは? 憂鬱なサインをセルフチェック

「なんとなく体調が悪い」「職場や学校に行く気力がない」など、大型連休明けに感じる心身の不調を五月病と言います。医学用語ではないものの、適応障害や抑うつ状態などの症状に似ていることもあり、5月になるとメンタルクリニックでの相談件数が増加します。主な症状としては、食欲がわかない、仕事や勉強に集中できない、イライラや不安で落ちつかない、楽しいことでもやる気がでない、人との関わりや外出が面倒に感じるといった症状が挙げられます。

 大型連休明けの不調が五月病に当てはまるか、セルフチェックしてみましょう。心身の変化は、大型連休の前後で比較すると気づきやすいはずです。

「五月病」の予防と改善につながるおすすめ食材

 環境の変化に対するストレスが脳に負荷をかけることで、経伝達物質の分泌量が減少し、自律神経のバランスが乱れることで五月病を引き起こします。不安定な心身の状態から回復するには、神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの分泌をサポートする食べ物をとることが大切です。

(1)トリプトファン
 必須アミノ酸である「トリプトファン」は、精神を安定させる働きをもつセロトニンの材料です。日中、脳内でセロトニンに変化し、夜になると睡眠を促すメラトニンに変化します。トリプトファンは体内で生成できない物質なので、食べ物で補いましょう。カツオやマグロなどの赤身魚、豆腐や味噌などの大豆製品、ヨーグルトや牛乳などの乳製品、レバー、たまごに多く含まれています。

(2)チロシン
「チロシン」は、自律神経の調整や代謝を担う神経伝達物質であるノルアドレナリンの材料です。納豆や豆腐などの大豆製品、カシューナッツやアーモンドなどのナッツ類、チーズ、バナナに多く含まれています。

(3)ビタミンB6
「ビタミンB6」はトリプトファンと同じく、セロトニンの合成に必要な栄養素です。サンマやサバなどの魚類、鶏むね肉やささみなどの肉類、バナナ、さつまいも、玄米に多く含まれています。

【まとめ】
 神経伝達物質の分泌を意識して食べるというよりも、バランスのいい食事を心がければ自然と心身の不調が改善されていきます。現在感じているイライラや不安感、集中力のなさ、無気力状態は、食べることが疎かになっていることが原因かもしれません。

美容&ライフスタイル系ライター 夏木紬衣

美容や食など、くらしにまつわるテーマを中心にコラムを執筆。 好きなものや思い出をNotionにまとめがちな記録魔。パンとコーヒーラバーなので週末のパン屋・カフェめぐりがいとしの時間。化粧品検定1級、化粧品成分検定1級を有する。

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