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時には必要《逃げ癖》は“甘え”なのか? つらいことから逃げることのメリット・デメリットも解説!

2025.4.7 おおしまりえ

「逃げ癖」この言葉を聞いてどのような印象を受けますか? なぜ逃げ癖がつくのか、メリットやデメリットについて解説します!

「逃げ癖」がついてしまう理由

「逃げ癖」がついてしまう理由「逃げ癖」がついてしまう理由

「逃げ癖」という言葉を聞くと、なんとなくネガティブな印象を持つ人が多いのではないでしょうか。「すぐに仕事を辞めてしまう」「恋愛がうまくいかなくなるとフェードアウトする」など、逃げることで問題から目を背けているように感じるかもしれません。しかし、本当に逃げることは悪いことばかりなのでしょうか? この記事では、逃げ癖がついてしまう理由や、逃げることのメリット・デメリットについて解説していきます。

 逃げ癖がついてしまう背景には、いくつかの理由があります。ここでは特に、女性が共感しやすいものを2つ挙げてみましょう。

(1)
 幼い頃から家族や周囲の人が手を差し伸べてくれることが多かった場合、自分で困難に立ち向かう機会が少なかったかもしれません。「困ったときは誰かが助けてくれる」という安心感があると、つらいことに直面した際、自分で解決するよりも逃げる方が楽だと考えるようになります。

(2)
 仕事や人間関係で、何となくその場をやり過ごすのが得意だった人も、逃げ癖が付きやすいです。例えば、仕事でミスをしても誰かがカバーしてくれたり、恋愛でトラブルが起きても相手のせいにして終わらせたりすると、責任を負うことを避ける癖がついてしまいます。最初は無意識だったとしても、これを繰り返していくうちに、困難に向き合うよりも逃げることが当たり前になってしまいます。

逃げ癖のメリット

 逃げ癖というとネガティブな印象が強いですが、実はメリットもあります。動物の世界では「戦うか逃げるか」という選択が生命を守るために重要な本能とされています。人間も同じで、危険やストレスが強すぎる環境から逃げることで、心身の健康を守ることができます。

 また、逃げることがきっかけで、新しい道が開けることもあります。例えば、職場の人間関係がつらくて退職したけれど、新しい職場ではのびのびと働けるようになった、というケースも少なくありません。逃げる=悪いことと決めつけず、自分にとってより良い環境を探す手段と考えるのも大切です。無理をしすぎて心身ともに疲れ切ってしまうより、逃げることを選択して心身をリフレッシュさせ、再出発することが人生において最善の選択の場合もあるんです。

逃げ癖のデメリット

 一方で、逃げ癖が行き過ぎると、デメリットも出てきます。仕事でも人間関係でも、何か問題が起きるたびに逃げていると、周囲から「頼りにならない人」と思われてしまいます。その結果、大きなチャンスを逃したり、人からの信頼を失ってしまったりすることにつながります。

 また、逃げることで一時的にストレスから解放されるかもしれませんが、逃げた経験が積み重なると、「私は何も乗り越えられない」という自信喪失や自己嫌悪に陥ることも……。恋愛でも逃げ癖は大きなデメリットがあります。問題が起こるたびに逃げてしまうと、相手との関係が深まる前に別れてしまうようになり、いつまでも恋愛では同じような問題に直面することになります。他にも、仕事では責任のある業務を任せてもらえなくなり、キャリアアップが難しくなるなど、デメリットを挙げれば尽きません。逃げることで目の前のストレスは回避できますが、成長の機会を失うと捉え直し、最善の選択を考えていきましょう。

【まとめ】
「逃げ癖」は悪いことばかりではなく、時には自分を守るために必要な選択です。しかし、逃げ続けることで信頼を失ったり、自信をなくしたりするリスクもあるため、状況に応じて適切な判断をしていきましょう。

 おおしまりえ

恋愛コーチ。36歳でハイスペ夫とマチアプ再婚した恋愛の専門家。10代からダメ恋愛続きだった自分を心理学で克服。現在は婚活や幸せなパートナーシップを主なテーマに発信を行う。

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