夫婦の深刻な問題《セックスレス》について…「レスだけど仲良し」の割合は? 予防策と解決方法まで!
2025.3.15 おおしまりえ
夫婦間の悩みとして挙げられる「セックスレス」について、夫婦の本音を紹介。「レスだけど仲良し」はホント? 予防策と解決方法まで!
夫婦の68.2%がレスでも半数以上が「仲良し」!?

「セックスレス」という言葉を聞くと、関係が冷え切っているようなイメージを持つかもしれません。しかし、実際にはセックスレスでありながらも「夫婦仲は良好」と感じている人も多いのです。セックスレスの実態とは一体どのようなものなのでしょう? レスを防ぐ方法や解消するためのステップについて解説していきます。
既婚者向けマッチングサービス「ヒールメイト」が、「セックスレス」に関する調査を実施しました。調査は2023年10月〜12月、既婚者4000人を対象にしたものです。調査結果を見ていくと、20代~50代の既婚者のうち68.2%がセックスレス傾向(うち43.9%が完全なレス状態)であることが判明しました。
一方で、興味深いのは「セックスレス=夫婦仲の悪化」ではないという点です。調査によると、セックスレス状態の男性の56%が「妻と仲が良い」、女性の53%が「夫と仲が良い」と回答していることが分かりました。
つまり、セックスがないからといって必ずしも関係が冷めているわけではなく、日常生活の中でしっかりとコミュニケーションを取れていれば、夫婦関係は良好に維持されることもあるという結果でした。
レスにつながる主な原因3つ
関係が仲良しだったとしても、セックスレスはできれば避けたいところだと思います。レスにつながる主な原因として、以下の3つを、ご紹介します。
(1)
交際期間が長くなると、相手へのドキドキ感が薄れ、異性として意識しにくくなることがあります。その結果、セックスレスに陥るケースも少なくありません。長く一緒にいるからこそ、いつもと違う雰囲気のデートを楽しんだり、新しい刺激を取り入れたりすることが大切です。例えば、旅行や普段行かないレストランに足を運ぶなど、特別な時間を共有することで関係に新鮮さが生まれ、セックスレスの防止にも良い効果が期待できます。
(2)
仕事が忙しいと、どうしてもセックスの優先順位が下がり、時間や体力、気力が足りず、セックスを負担に感じてしまうことがあります。しかし、「セックスは余裕ができたらする」という考え方では、忙しい人ほど疎遠になりやすいです。セックスは単なる行為ではなく、愛情を確認し合う大切なコミュニケーションのひとつ。日常の中で意識的にスキンシップを増やしたり、寝る時間はハグしたりするなど、意識してカラダが触れ合う時間を設けることが重要です。
(3)
過去にセックスを断られた経験があると、不満や恐怖心がたまり、誘うこと自体が怖くなります。もしあなたが今日はセックスを断りたいなと思ったら、大切なのは理由を伝え、代替案を提示することです。「今日は疲れているからマッサージし合おう」「次の休みにゆっくり時間を作ろう」など、相手の気持ちを傷つけない配慮が必要です。
レス解決に向けてよくある疑問
レス解消に向けて動き出すと、いろんな疑問が浮かぶでしょう。ここでは代表的なものとして、2つ解説します。
【セックスに対する温度差はどう埋めたらいい?】
セックスに対する温度差は、ホルモンバランスや心身の変化によって生じることが多く、男女間でその影響は異なります。例えば、女性は月経周期や加齢によるホルモンの変化で性欲が上下しやすい傾向があります。まずは、こうした体の違いを自分でも理解し、日常の会話の中で性に関する悩みや考えを共有することが大切です。お互いの考えや気持ちを知り、尊重し合うことで、無理のない形で歩み寄ることができます。
【レスから関係改善までにはどんなステップがあるのか】
長期間セックスレスが続いたカップルが解消を目指す際、最初に感じるのは「恥ずかしさ」です。よく「派手な下着をつける」「刺激的な演出をする」といったセックスレス解消法がありますが、こうした急激な変化は逆効果になることもあります。まずは、お互いに「どうすれば無理なく再開できるか」を話し合うことが大切です。そして、手をつなぐ、ハグをする、マッサージをし合うなど、フランクなスキンシップから始め、少しずつ距離を縮めていきましょう。
【まとめ】
セックスレスは、焦らずコミュニケーションを重ね、トライアンドエラーを繰り返すことが大切です。必要以上に相手に詰め寄ることをせず、“セックスはコミュニケーションのひとつ”として課題解決に2人で取り組んでみてください。2人にとって自然な形で親密さを取り戻せるよう、関係改善へ歩んでいきましょう。
recommend
こちらもおすすめ