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準備できてる人はたった1割…!?防災リュックに【下着】は何枚必要?災害時の下着の選び方&あれば便利なアイテム

2025.3.10 LASISA編集部

ワコールが行った調査で、防災リュックの中身を把握し下着まで用意している人は10.9%とさらに低い結果が出ており、下着が十分に備えられていない実態が浮き彫りになりました。どんな下着を何枚備えたらよいのでしょうか?

防災リュックに「下着」は入ってる?

「下着」の準備をしている人は1割「下着」の準備をしている人は1割

 2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災から丸14年が経とうとしています。あなたは防災用品を用意していますか?

 ワコールが、男女1万8271人を対象にした「防災準備と下着に関する調査」では、「防災リュック(バッグ)を用意している」と回答した人は35.6%と低い数値でした。地震や豪雨などによる災害が発生する日本では、日常生活においての「災害の備え」の必要性を叫ばれています。しかし、今回の調査では6割以上の方が防災リュック(バッグ)を持っていない結果となりました。

また、回答者全体のうち、防災リュックの中身を把握し下着まで用意している人は10.9%とさらに低い結果が出ており、下着が十分に備えられていない実態が浮き彫りになりました。災害への備えをしている人でも、約5割が「下着を準備していない」ことがわかりました。

 防災リュック(バッグ)に下着を用意している人を対象に「用意している下着の種類は何ですか?」(複数回答)という質問には、「普段利用している下着を同じもの(32.4%)」「防災リュックに用意するために購入した下着(27.0%)」「古くなった下着(26.0%)」と続きました。

 性別ごとにみると、男性は「普段利用している下着を同じもの(38.8%)」「防災リュックに用意するために購入した下着(28.4%)」「古くなった下着(25.2%)」、女性は「使い捨ての下着(27.6%)」「古くなった下着(26.8%)」「普段利用している下着と同じもの(26.0%)」という結果に。女性の方が「使い捨ての下着」を活用して用意しているなど、男女で用意している下着の種類に異なる傾向があることがわかりました。

どんな下着を準備したらいい?枚数は?

 防災アドバイザーの南あきこさんは、「災害時は一週間もしくはそれ以上、洗濯できない、お風呂に入れない、着替えられない環境になるため、せめて下着など地肌に直接ふれるものは清潔に保ちたい」とし、下着や靴下などの準備の重要性を唱えています。

 具体的に、女性なら「カップ付きインナー」もしくは「ナイトブラ」、「ノーマルショーツ」、「生理用ショーツ」、季節に適した「保湿性のあるインナー」や「通気性の良いインナー」があればいいとのこと。「ナプキン」や「おりものシート」を準備しておくこともおすすめされています。避難時に身につけているものが「ナイトブラ」であれば、洗い替えに1枚、使い切りブラが2・3枚あると安心できます。身に着けているのが普通の「ブラジャー」なら、「ナイトブラ」を2枚に加えて使い捨てのブラが2・3枚あるといいそうです。ぱっと見たときに下着だとわかりづらい見た目のもので、自分のものだと分かるよう記名や刺繍などで印をつけておくことも重要です。

 男性は「パンツ」を基本として、「保湿性のあるインナー」や「通気性の良いインナー」がおすすめです。「パンツ」はかさばらない薄地で、さらに「尿パッド」も備えておくと洗濯できないときに役立つそうです。ゆったりはけるものを2枚、さらに使い捨て用に2・3枚あると安心です。

また、子ども用の下着は、支援物資で少ないため、3枚以上は準備しておくとよいそうです。

 あなたは十分な「下着」の準備をしていますか

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