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【男女平等】男性に負担感? 「男性は多くを求められ過ぎ」… “逆差別”意識が、6年間で急増 若い世代ほど高い割合

2025.3.7 LASISA編集部

世界的調査会社が行った、男女平等に関する意識調査。世界各国と比較した日本の実相が垣間見えました。

30か国・2万人超に意識調査

男女平等、あなたはどう感じる?男女平等、あなたはどう感じる?

 世界的調査会社のイプソスが、日本を含む世界30か国で「男女平等に関する意識調査」を実施しその結果を発表しました。3月8日の「国際女性デー」に併せたもの。

 調査は2024年12月~2025年1月、世界30か国2万3765人を対象に実施。回答者の対象年齢は、インドの18歳以上、カナダ、アイルランド共和国、マレーシア、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ、米国の18~74歳、タイの20~74歳、インドネシアとシンガポールの21~74歳、日本を含むその他の国の16~74歳です。

 男性は、平等を支えるために多くを求められ過ぎているかという問いに対して「とても当てはまる」「やや当てはまる」と答えた割合は、日本は世界平均と同じ45%。2019年の調査と比べて10ポイント上昇しました。男女別では男性が53%と過半数、女性は38%でした。

 国別の割合はインドが最も高く66%、次いでマレーシア61%。逆に低かったのはイタリアの32%、英国の33%などでした。

 日本の世代別に見るとZ世代の割合が50.9%と最も高く、ミレニアル世代46.5%、X世代47.8%と、若年層ほど高い値に。ベビーブーマー世代の36.4%とは一線を画す結果となっています。

 また、今後5年間で男女平等の達成に大きな進展が見られる可能性はどの程度感じられるかを尋ねる問いでは、「可能性はとても高い」「ある程度高い」と答えた割合は、日本は19%で30か国中最下位に。さらに、女性にも男性と同じ権利を与える取り組みに関して、自国で十分過ぎるほど対策がなされているか、を尋ねたところ、日本は27%でこちらも30か国中最下位。前回調査の19%からは8ポイント上昇したものの、依然順位は変わらずでした。

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