つらい花粉症を和らげるカギは「腸内環境」にあり!? おすすめの食べ物4選
2025.2.22 夏木紬衣
辛い花粉症を和らげるカギになる腸内環境におすすめの食べ物4つを紹介。腸整えて辛い花粉症シーズンを乗り切ろう!
花粉症と腸内環境の関係

日本人の2人に1人が患っているとされている花粉症。年々増加傾向にあり、花粉症に悩まされる人も少なくありません。そんな辛い花粉症を和らげるカギになる腸内環境におすすめな食べ物を紹介していきます。
花粉症は免疫システムのバランスが崩れることで、本来は害のない花粉に対して過剰反応を起こしてしまうレルギー疾患のひとつです。目のかゆみや鼻水などのアレルギー症状を緩和するには、原因物質である花粉に触れる機会を減らすと同時に、暴走する免疫システムを正常化するのが必要。腸内は免疫細胞の約70%が集まり、体内に入ってきた物質が有害か無害かを選別する、免疫システムの要ともいえる器官です。花粉症に対して免疫システムが暴走しないよう、免疫細胞が集まる腸内にアプローチして、腸内細菌を活発化させることが花粉症緩和の近道といえます。
花粉症緩和に役立つ食べ物4選
(1)発酵食品
ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品は乳酸菌が含まれ、腸内環境を整える働きがあります。しかし善玉菌は腸内に定着しにくいので摂り続けるのが大切。毎日の食事に取り入れやすい、ヨーグルトや乳酸菌飲料を取り入れてみましょう。なかでもおすすめする発酵食品は味噌です。味噌汁の具材として野菜や海藻類を加えれば、これ1つで栄養バランスも腸内環境も改善できます。
(2)食物繊維が豊富な食材
野菜やきのこ類、海藻類に含まれる食物繊維は、腸内細菌のエサとなり善玉菌の活発化を期待できます。アレルギーを抑制する働きがあるポリフェノールの一種・タンニンを含むレンコンやごぼうなどの根菜類がおすすめ。水溶性食物繊維が豊富な海藻類はわかめのほかに、もずく、めかぶなども挙げられます。ワンパックで販売されていることから手軽に取り入れやすい食材です。
(3)青魚
アジやサンマ、イワシなどの青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、花粉症によるさまざまな症状を引き起こすアレルギー誘発物質・ヒスタミンの働きを抑える作用があります。脂質を摂りすぎると、消化吸収の効率が悪くなることで腸内環境の悪化を招くので、花粉症に悩まされる期間だけでも、肉より青魚を優先するといいでしょう。
(4)チョコレート
チョコレートのなかでも、カカオの含有量70%以上の高カカオチョコレートがおすすめです。カカオに含まれるカカオポリフェノールは、抗酸化作用をもつポリフェノールの一種。免疫システムに作用してアレルギー症状を抑える働きが期待できます。同じくカカオポリフェノールが含まれるココアも最適。食べ物だけではなく、飲み物でも花粉症の緩和をサポートしてくれます。
【まとめ】
花粉症の緩和には、症状を発生させる原因である免疫システムの正常化が必要です。いつもの食事を見直して、腸内環境を改善する食材を取り入れることで、花粉に反応しやすい体を変えられるはず。無理なく続けられそうな食材をいくつかピックアップして、今日から食生活を整えていきましょう。
美容や食など、くらしにまつわるテーマを中心にコラムを執筆。 好きなものや思い出をNotionにまとめがちな記録魔。パンとコーヒーラバーなので週末のパン屋・カフェめぐりがいとしの時間。化粧品検定1級、化粧品成分検定1級を有する。
recommend
こちらもおすすめ