「姿勢美人」に欠かせないケア! “巻き肩”にアプローチする《簡単ストレッチ》を、作業療法士が解説
2025.2.20 奏かえで
スマホやパソコンをたくさん使う人は、「巻き肩」になっている可能性が……。セルフチェック方法とストレッチ、予防策を作業療法士が解説します。
ストレッチや予防策、作業療法士が解説

「巻き肩」は、現代のライフスタイルによる姿勢の乱れの一つです。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで肩が前方に巻き込まれ、肩凝りや頭痛、腰痛といった不調を引き起こします。巻き肩のチェック方法やストレッチ方法、日常の予防策について、作業療法士の筆者が解説します。
巻き肩の原因と簡単チェック方法
巻き肩とは肩が内側に丸まり、前に突き出た姿勢のことを指します。主な原因は、長時間のデスクワークやスマホの使用によるものです。
私たちはパソコンやスマートフォンを操作するとき、腕を前に出して肩を内側に閉じた姿勢を続けることになります。すると胸の筋肉が縮こまり、背中の筋肉が引っ張られた状態が習慣化します。その結果、肩が前に突き出し、巻き肩や猫背になるのです。
現代人は前かがみの姿勢で過ごす時間が多くなっているため、巻き肩のリスクが高い傾向にあります。巻き肩になると、次の不調が引き起こされます。
・首や肩が凝りやすくなる
・腰や背中に負担が掛かり痛みが生じる
・目が疲れやすくなる
・全身の疲れが取れにくくなる
・呼吸が浅くなり血行不良になる
また、巻き肩は見た目にも影響を与え、女性の場合バストが下がって見えることで老けた印象や、元気がない印象を与える原因にもなります。
このように巻き肩は、体の健康や見た目にさまざまな影響を及ぼします。早めに自分の姿勢をチェックして、対策を始めましょう。簡単にできるセルフチェック方法は、まず壁に背中とお尻を付けて、楽に立ちましょう。この姿勢で、頭と肩が壁に付くか、腕の曲がり方はどうかを鏡で見てチェックします。頭と肩が壁から離れていたり、腕が真っすぐ伸びずに曲がっていたりする場合は、巻き肩の可能性があります。
ファイナンシャル・プランナー、作業療法士、ライター 奏かえで
健康・マネー系ジャンルを中心にライターとして活動。現役の作業療法士で回復期病棟を経験しつつ、介護老人保健施設に10年以上勤務。ファイナンシャル・プランナー(FP)・簿記の資格を持ち、新旧NISA・iDeCoへの長期投資を継続中。専門性を生かした記事執筆が強み。
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