トイレ後の手洗い「石けんを使用」は4割…なら「水洗いのみ」は?食事前、調理前後も…感染対策には甘すぎる手洗いの実態
2025.2.17 LASISA編集部
シャボン玉石けんが、インフルエンザやノロウイルス等の感染症が流行している中、生活者の感染対策事情について調査すべく、20~60代の男女を対象に「感染症に関するアンケート調査」を実施し、その結果を発表しました。
感染症対策としての「手洗い」は十分できてる?

シャボン玉石けんが、インフルエンザやノロウイルス等の感染症が流行している中、生活者の感染対策事情について調査すべく、20~60代の男女を対象に「感染症に関するアンケート調査」を実施し、その結果を発表しました。調査は、2025年1月17日~27日の期間、20~60代の男女455人を対象にインターネット上で行われました。
それによると、感染症の対策をしていると回答した人は87%で、対策として効果的な方法として「手洗い」を挙げる人が最も多く、「マスクの着用」、「うがい」と続きました。
実際に感染症対策としても「手洗い」や「マスクの着用」を実践している方が多数おり、アルコール消毒だけでは防げない感染症があることも75%が認識していました。
しかし、場面ごとの手洗いの実態を調査すると、石けんを使わず水洗いのみで済ませている人が多いことが判明し、特にトイレ後には石けんを使わず、水洗いのみで済ませる人は3割以上に及びました。
30秒が目安とされる手洗い時間。手洗い時間に関しても意識していない方が半数以上で、十分な手洗いができていないことが明らかになりました。
シャボン玉せっけんは、手洗いのポイントとして、
「手を洗う前に指輪や腕時計は外しておく」、
「手洗い時間の目安は30秒で」、
「洗い残しやすい『親指のつけ根』、『指先(爪)』、『指と指の間』、『手首』は特に丁寧に洗う」、
「手を洗った“後“は、しっかり手を乾かし髪の毛などは触れないように注意」
などを挙げています。
水洗いのみの手洗いについて、シャボン玉せっけんは、
「水洗いのみでは約1万個のウイルスが残存し、感染症対策が十分でないことはもちろん、ノロウイルスやロタウイルスをはじめとしたノンエンベロープウイルスには一般的なアルコール除菌が効きにくく、一番身近で有効な感染症対策は石けんを使用して十分な時間と正しい方法で手洗いすることです。
国立医薬品食品衛生研究所の『ノロウイルスによる食中毒の現状と対策について』においても適切な手洗いが推奨されており、石けんを使用して十分な時間と正しい方法で手洗いをすることで、残存ウイルス数を約数個にまで減少させることができるという調査結果も報告されています」とコメントしています。
2月から3月にかけては、A型インフルエンザに代わり、B型インフルエンザの流行も予想されています。今一度、正しい手洗いができているか、確認してみてはいかがでしょう。
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