こんなカッコイイおでんの具材ってあった!? 関西で食べられる「飛龍頭」とは?何て読むか知ってる?
2025.1.12 LASISA編集部
おでんの具材の一つ「がんもどき」、関西では全く違う名前で呼ばれているそう。一体どのように呼ばれているのか、由来なども合わせて詳しく紹介しましょう。
関西では全く違う!?「がんもどき」の呼び方
たっぷりとだしが染み込んだ大根や卵など、さまざまな具材を楽しめるのが魅力の「おでん」。そんなおでんの定番の具の1つに「がんもどき」があります。じつはこの「がんもどき」、関西では全く違う名前で呼ばれているそう。一体どのように呼ばれているのか、由来なども合わせて詳しく紹介しましょう。
呼び方の違いは起源となった料理の違いから?
「がんもどき」とは水気を絞った豆腐をすりつぶし、ニンジンなどの野菜や昆布などの具材を混ぜて丸め、油で揚げたもののこと。元々がんもどきは、江戸時代に肉の代用品として考案された精進料理で、当初は豆腐ではなくこんにゃくを使った食べ物でした。時間とともにいつの間にか材料が変化していき、現在のがんもどきの形になったそう。こんにゃくがなぜ豆腐に置き換わったかは今でも謎です。
名前の由来としては諸説あり、「味が鳥の雁に似ているから」と言われたり、「雁の肉に似せたもどき料理である」ことなどから「がんもどき」と呼ばれるようになったとのこと。
そんながんもどきを関西では「飛龍頭」と呼びます。これは「ひろうす」や「ひりょうず」などと発音され、「飛龍子」と書くことも。
「ひろうす」の語源は、ポルトガルの伝統菓子「フィリョース」に日本語で当て字をしたもの。もともと「ひろうす」はもち米などを揚げたお菓子だったそうで、豆腐料理である「がんもどき」とは全く別の食べ物でした。ただ、見た目が「がんもどき」と似ていたために、徐々に関西ではがんもどきを「ひろうす」と呼ぶようになっていったようです。
ネット上では「飛龍頭ってかっこよすぎだろ」「がんもどきと飛龍頭が同じものと知らなかった」「関東だと飛龍頭は通じないかもね」といった声が上がっていました。関東と関西での呼び方の違いを知っていると、おでんも一段と深く味わえそうですね。
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