「眠れない」「熟睡できない」人へ… “生活習慣”をかえれば《睡眠の質》が改善する?【看護師が解説】
2024.10.11 じゅんな
人が生きていくうえで重要な「睡眠」ですが、睡眠の質を向上させるためには生活習慣を見直すことが大切です。看護師免許を持つ筆者が解説します。

「最近あまり眠れない」「たくさん寝たはずなのに寝た気がしない」という経験をしたことはありますか。年齢やストレス、入眠環境などさまざまな要因が重なると睡眠の質が低下し、熟眠感が得られなかったり不眠になったりといった症状につながる怖れがあります。睡眠の質に悩んでいる人へ、睡眠の周期を知り、質を高める生活習慣について、看護師の免許を保有する筆者が解説します。
睡眠の周期について
睡眠の周期には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」があります。睡眠中の大半がノンレム睡眠であり、ノンレム睡眠とレム睡眠のセットを1クールとし、約90分周期で規則正しく繰り返されるのが特徴です。
それぞれの特徴は次の通りです。
ノンレム睡眠:
深い眠りで、体も脳も休んでいる状態
レム睡眠:
浅い眠りで体は休んでいるが、脳は働いている状態。一般的に夢を見るのはこのとき。レム睡眠では、まぶたは閉じている一方で眼球は急速に動いている。ときどき目を開けて寝ている人がいるが、その際に眼球が動いている場合がある。その場合はレム睡眠状態と言える
入眠して最初に来るのがノンレム睡眠です。ノンレム睡眠+レム睡眠が1クールで一晩の間に約3~5回程度繰り返すと言われており、覚醒するまではこの周期が何度も繰り返されています。
一般的にレム睡眠は覚醒の準備をしている状態のため、レム睡眠の時期に覚醒すると目覚めやすいという特徴があり、自然と朝方に近づくにつれて睡眠周期がレム睡眠へと近づいていきます。ただ、年齢などによっても個人差があらわれるため、自身の睡眠の質について一度振り返ってみてください。
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