もはや常識?東西で異なる「たまごサンド」の“中身”…関東風と関西風、あなたはどっちが好み?
2024.10.11 LASISA編集部
「うどんの“出汁”の色が違う」「“長命寺”の桜餅か“道明寺”の桜餅か」など、関東と関西で異なる食の文化は数多くありますよね。実は、サンドイッチの定番とも言える「たまごサンド」にも関東風と関西風があったようです。
「たまごサンド」の具といえば…?
「うどんの“出汁”の色が違う」「“長命寺”の桜餅か“道明寺”の桜餅か」など、関東と関西で異なる食の文化は数多くありますよね。実は、サンドイッチの定番とも言える「たまごサンド」にも関東風と関西風があったようです。
一般的に「たまごサンド」と聞くと、ゆで卵を潰してマヨネーズや塩コショウなどであえた、いわゆる「たまごサラダ」が挟まっているものを思い浮かべる人が多いと思いますが、じつはこのタイプは関東風。関西では「たまごサンド」といえば「厚焼き玉子」を挟むのが主流です。喫茶店などで「たまごサンド」を頼むと、関東と関西とでは全く違うものが出てくるので戸惑う人も多いよう。
実際にコンビニなどでよく売られているのは関東風のたまごサンドなので、全国的にも「たまごサンド」といえば関東風を想像する人が多いかもしれません。
関東と関西、同じ「たまごサンド」でもその味付けは別物。ネットの声を見てみると、「関西風のふわふわボリューミーなたまごサンドが好き」「厚焼き玉子からジュワッとお出汁が出てくるのがたまらない!」など、関西風たまごサンドのファンは一定数いるようです。事実、レシピサイトには「関西風たまごサンド」のレシピがたくさん。「おいしい牛乳」や「ブルガリアヨーグルト」でおなじみの食品会社・明治の公式HPにも「関西風卵サンド」のレシピがあり、牛乳を使った優しい味わいの厚焼き玉子に辛子マヨネーズのアクセントがいかにも美味しそうです。
ちなみに、そもそもの「玉子焼き」自体も関東と関西とでは味付けに異なる点が。関東は濃口醤油や鰹出汁、砂糖を使った濃い色で甘いものが多く、関西では薄口醤油と昆布だしの薄色で“出汁の味”がするものが多い傾向です。
東西で味わいが大きく違う「たまごサンド」。メディアで取り上げられることも増えてきて、近頃ではコンビニでも厚焼き玉子の関西風「たまごサンド」が販売していることも。ファミリーマートは、関西方面限定のたまごサンド「たまご焼サンド」「たまご焼ミックスサンド」を販売しています。(※たまご焼きサンドは東海地方でも販売)また、セブン-イレブンでも「お出汁の香る玉子焼きサンド」を近畿地方限定で販売中。関西方面に行く際はコンビニをチェックして関東と関西の違いを発見してみるのも楽しそうですね。ちなみに、ローソンは全国的に「厚焼きたまごサンド」を発売しています(※中部地域以外)。
もしまだ食べたことがないのなら一度試してみてはいかがでしょうか。
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