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テレ東「シナぷしゅ」なぜ好調? NHK「いないいないばあっ!」との“決定的”な違いとは…?幼児向け番組の《今》を解説

2024.9.27 まっきー

「シナぷしゅ」が人気の理由を解説!

~ウケる理由その1~
ホントに泣き止む!ママたちから絶賛

 シナぷしゅを赤ちゃんに見せると、赤ちゃんはたいてい泣き止みます。もちろん赤ちゃん全員が泣き止むわけではありませんし、同じ赤ちゃんでも日によって泣き止んだりそうでなかったりと変化があります。しかし、自身の経験だけでなく同じくらいの年齢の赤ちゃんを持つ方に聞くと大半は、泣き止んだことがあると答えていました。

 実際にシナぷしゅをみてみると、視覚的に飽きない工夫が随所に施されていることがわかります。カラフルな色使い、目や口などのパーツがしっかり描かれた顔のアニメーションなど、新生児や乳児でも識別できるレベルのイラストが多く、また赤ちゃんが目で追いかけられるように画面遷移は少しゆっくりめです。聞いていて楽しくなるようなポップな曲調と、心を落ち着かせるような穏やかな曲が交互に流れ、番組全体が赤ちゃんの感情の波に寄り添える構成になっています。

~ウケる理由その2~
言葉がわからなくても楽しめる

 シナぷしゅの番組内で流れる曲やコーナーは基本的に、言葉がわからなくても映像と音で理解できるよう構成されています。一部、離乳食や乳児食のレシピ紹介コーナーはママやパパ向けの内容であり言葉の理解が必要ですが、それ以外では言葉がわからなくても楽しめます。そのため、お母さんがそばについていなくても赤ちゃんひとりで番組を楽しめることができる点も、人気の理由のひとつでしょう。

 さらに、子どもが見て理解しやすいようなイラストの映像が多く、少しずつ言葉を覚える際にも役立ちます。梅雨の時期には雨の歌、クリスマスには赤と緑の配色やツリーのイラストなど四季を意識した曲やコーナーが多く、季節感を養うのにも一役買ってくれるでしょう。

~ウケる理由その3~
キャラの好き嫌いに左右されない

 番組を象徴する存在が、白くてゆるっとした雰囲気のキャラクター「シナぷしゅ」です。しかしNHKの教育番組に出てくるようなキャラクターとは違い、曲と曲の間や特定のコーナーにのみ登場します。番組の尺の半数以上ではシナぷしゅは登場せず、曲に合わせたキャラクターが描かれます。

 NHKで放送される子ども向け番組の多くは、番組を通して決まったキャラクターが登場します。キャラを気に入れば番組を見続けますが、好みと違うキャラであれば番組を見なくなってしまうでしょう。しかしシナぷしゅの場合、特定のキャラが番組を通して出続けるということがないため、キャラの好き嫌いに左右されずに見続けることができます。

SNSでは“感謝の声”も

「シナぷしゅ」はテレビ東京系列での放映のほか、YouTubeでも同じ内容を楽しめます。「シナぷしゅ」のSNSには、
《孫がいます。こんなに質が高く、楽しい幼児番組今までなかった。私も大好きな番組》
《本当になくなったら親子共々困ってしまうくらい大切な番組です!!》
《こどもがギャン泣きでお手上げのとき救われてます》
《パパもぷしゅぷしゅにハマって、グッズを大人買いしている始末》
《5歳になった今でも息子は見ています!》
など、子育て中に助かったという声も寄せられています。

「テレビや動画はよくない」と決めつけず、映像の力を上手に借りて子育てをしていけると、保護者も楽になれるかもしれません。大人もとりこにする「シナぷしゅ」。少し疲れてしまった時に、「シナシナ~、ぷしゅ~~」っと一緒にやれば子育ての疲れも吹っ飛ぶのではないでしょうか。

【画像】「うーたん卒業も関係ある…?」シナぷしゅの“人気ぶり”がわかるデータを一目でチェック!

 まっきー

一児の母。フリーでライターやYouTube動画編集をしています。料理が好きですが、腕前はイマイチ。おしゃれフードや占いが好きで、娘が寝た後にのんびりと女子向けサイトを見て情報収集するのが最近の楽しみです。

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