【すだち活用法】脇役のままじゃもったいない!料理・スイーツ・ドリンク《すだち大活躍レシピ》栄養士ライターが解説
2024.9.15 野村ゆき
レモン並みのビタミンCがあり、緑色の果皮にも栄養たっぷりの「すだち」。今回はすだちを活用できる、おすすめレシピをご紹介します。
脇役のイメージ?すだちのおすすめレシピを紹介
焼きサンマやマツタケの土瓶蒸しに、よく添えられている「酢橘(すだち)」。レモン並みのビタミンCがあり、緑色の果皮にはカロテンやポリフェノールの一種であるスダチチンも含まれています。また、果皮がやわらかく、丸ごと食べやすい点も魅力。そんな「すだち」を活用できる、おすすめレシピをご紹介します。
ジュースやスイーツが涼やかに!「すだちハニーシロップ」
大量のすだちが箱売りされているのを見かけたら、挑戦していただきたいのが「すだちのハチミツ漬け」。果皮が程よくやわらかくなり、皮ごと食べやすくなります。すだちとハチミツだけだと果汁の量が少なめに仕上がるため砂糖を加えたレシピをご紹介しますが、砂糖なしでも作れます。炭酸水で割ってジュースに、マドレーヌなどの焼き菓子にレモンの代わりに加えてもおいしいですよ!
<材料>作りやすい分量でアレンジしてください
・すだち: 15個程度
・ハチミツ:100g
・砂糖:大さじ2~3
<作り方>
(1)すだちの皮をよく水洗いし、ヘタの部分を取り除き、ザルに上げて水気を切ります。
(2)ヘタの部分を横にして薄い輪切りにします。このときに種を取り除いておくと後で活用しやすく口に残らずに済みます。
(3)清潔な保存瓶やフタのできる容器にすだちの輪切りを入れ、砂糖とハチミツを加えて冷蔵庫で2日程度寝かせればできあがり!
すだちの果汁と果皮を料理に加えれば、酸味と香りが食欲増進に!
冒頭でも触れたように、すだちの果皮にも栄養成分が豊富に含まれています。料理のアクセントとして果汁を絞って終わりでは少しもったいない気がします。おすすめは、果皮の表面を、すりおろし器で削るように好みの量すりおろし、田楽味噌や酢の物、大根おろしにふりかける方法。清々しい香りと爽やかな酸っぱさが口の中で広がり、食がすすみますよ。
まとめ
旬の食材を引き立てる薬味や風味づけのイメージが強い、控えめな「すだち」。ですが、想像以上のポテンシャルを秘めていることが分かりました。料理やスイーツ、ドリンクに取り入れて、まだまだ続く暑さを乗り切ってくださいね。
編集ライター歴25年以上。食と栄養への興味が高じて40代で社会人学生となり、栄養士免許と専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格を取得。食品・栄養・食文化・食問題に関する情報+好奇心のアンテナをボーダーレスに広げ、分かりやすい記事をモットーに執筆中。
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