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今が旬【すだちの栄養】焼き魚に添えられている理由は?皮ごと食べる方がいい? 栄養士ライターが解説

2024.9.14 野村ゆき

夏から秋に出回る柑橘(かんきつ)の代表格が「すだち」。この記事では、すだちの栄養ポイントについて解説したいと思います。

「すだち」の由来は?

夏から秋に出回る「すだち」夏から秋に出回る「すだち」

 夏から秋に出回る柑橘(かんきつ)の代表格が、すだち。果実に含まれる酸っぱい果汁を食酢として使用されていたことから「酢橘(すだちばな)」と呼ばれ、やがて省略されて「酢橘(すだち)」の名になったとか。爽やかな酸味には、疲労回復に効果的なクエン酸やビタミンCが豊富に含まれています。

すだちに含まれるビタミンCはレモン並みに多い

すだちは、ゆずの近縁種とされ、上品で風味の良い香りと酸味が特徴です。未熟な青い果実を食用に使うことが多く、焼き魚や松茸の風味づけとして絞り汁をかけたり、果皮が薬味として添えられたりしています。すだち100gの果汁には、レモンと肩を並べるくらいのビタミンCが含まれ、摂り過ぎた塩分の排出を促すカリウムや、骨や歯の健康を支えるにカルシウムなどのミネラルはレモンよりも多く含まれています。

すだちとレモンの栄養比較

すだちとレモンの栄養比較すだちとレモンの栄養比較

●すだちとレモンの栄養比較

【次ページ】焼き魚にすだちが添えられている理由

栄養士・編集ライター 野村ゆき

編集ライター歴25年以上。食と栄養への興味が高じて40代で社会人学生となり、栄養士免許と専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格を取得。食品・栄養・食文化・食問題に関する情報+好奇心のアンテナをボーダーレスに広げ、分かりやすい記事をモットーに執筆中。

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