「コスパ」のいいバイトって結局なに? 高時給の“3条件”とコスパ仕事の“実名”2つ
2024.7.26 岩井なな
せっかく働くなら時給が高くてコスパのいい仕事を選びたい! コスパのいい仕事ってどう選べばいいのでしょうか?
時給はもちろん「コスパ」も大事
アルバイトを選ぶ際、報酬(時給)だけでなく時間効率やスキルの習得といった「コストパフォーマンス(コスパ)」を考えることはとても大切です。効率よくお金を稼げれば、学業や趣味に費やすお金を確保できたり、家族や友人との時間を取れたりと、さまざまなメリットがあります。では、コスパのいいアルバイトはどのようなものなのでしょうか?
時給が高いアルバイトの条件は、次の3つです。まず、特殊なスキルが必要な仕事。つまり誰にでもできる仕事ではないということです。次に、成果報酬型のアルバイトです。これは結果を出すことで高い報酬を得られるタイプの仕事です。スキルを磨いたり工夫を凝らす必要がありますが、報酬は無限に上がる可能性があります。最後に、成長中の企業でのアルバイトです。例えば、ユニクロのような世界レベルの商売をしている企業では、給与基準が国内だけでなく世界を意識しているため、時給が高い傾向があります。
(1)比較的ラクなのに高時給な仕事
アルバイトを探している学生にとって、塾講師や家庭教師はコスパのいいバイトの一つとして定番です。これらの仕事がなぜコスパが良いのか、具体的な理由を挙げて説明します。
まず時給。塾講師や家庭教師の時給は他のアルバイトと比較して高い傾向があります。特に大学生や専門知識を持つ人材に対する需要が高いため、時給が2000円以上に設定されることも珍しくありません。これにより、少ない労働時間で効率よく収入を得ることができます。求人検索エンジン「求人ボックス」が2024年6月に算出したデータによると、塾講師の仕事の平均時給はアルバイト・パートで約1705円、派遣社員では約1496円です。東京都の最低時給が1113円、バイト・パート・派遣社員の平均時給が1432円ということを考えると、かなり高い時給といえます。
また、塾講師や家庭教師のアルバイトは、基本的に自分よりも年齢が下で学歴も同等以下の生徒に勉強を教えることになります。教えるスキルは必要ですが、勉強の内容としてはすでに履修している範囲が対象になるため難易度は決して高くありません。筆者の知人女性は子ども好きで、小学生に勉強を教える家庭教師のアルバイトをしていました。彼女によれば、小学生の勉強は予習がほとんどいらず、教材さえ持っていけば楽しく教えられたとのことです。
さらに、塾講師や家庭教師はスケジュールの調整がしやすいのも魅力です。授業のタイミングが毎週決まっているため、他の予定を入れたりアルバイトの掛け持ちをしたりとスケジュールを立てやすいという特徴が。その割に時給が高いため、コスパの良いアルバイトとして非常に人気があります。
このように、塾講師や家庭教師は時給の高さ、労働の柔軟性、そして比較的難易度の低い内容といった点で、非常にコストパフォーマンスの良いアルバイトです。効率よく収入を得たい学生には、ぜひ一度検討してほしい仕事です。
アパレル業界出身のウェブライター&取材ライター。ファッション、美容、恋愛など女性の自信につながるテーマを取り扱うのが好きで得意。近年は、あか抜けファッションとツヤ肌メイクについて研究中。
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