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【日傘ブス問題】みんな「日傘」使おうよ! 猛暑ニッポン、広がる声掛け…それでも納得できない女性たちのホンネ

2024.7.19 LASISA編集部

202年も猛暑の予報。日傘はもはや、美容のためでなく“命を守る”ための重要なアイテム。老若男女へ使用が広がる一方で、過去の問題が女性たちの中でいまだくすぶっているようです。

日傘を差す女性のイメージ日傘を差す女性のイメージ

 梅雨明け前から全国各地で猛暑日が記録されている2024年7月。熱中症対策の一環として、老若男女を問わず「日傘」を使用する気運が高まっています。かつては「男性が日傘なんて……」という世間的ムードがありましたが、今夏SNSでは「日傘デビューしました」「めちゃめちゃ快適」など、みずから進んで発信する男性ユーザーたちが多く見られます。一方、そうした流れに対して苦々しい思いを抱いている女性ユーザーたちも少なからずいるようです。

「今さら賞賛って何なの?」冷めぬ怒り

 X(旧ツイッター)では、「女性は日傘差しただけでブスって言われてきたのにね」「さんざん誹謗中傷してきたくせに男が使い始めたら今さら賞賛って何なの?」と、これまでの経緯に対して納得できていない様子を見せる女性ユーザーたちが散見されます。

 これまでの経緯とは何か? それは、SNSなどで10数年以上前からつぶやかれてきた「日傘を差してる女はだいたいブス」という言説です。

 いつ誰が言い始めたかはもはや不明ですが、少なくとも2010年代初頭からそうしたツイート(当時)は確認されていました。それらの投稿は「Togetter(トゥギャッター)」などのサイトでもまとめ記事が作られており、今でも閲覧することができます。

「日傘差してる人だいたいオバサンかブス」「日焼けしてもしなくてもブスは変わらん。悪あがきやめろ」「猫に小判、ブタに真珠、ブスに日傘」「ブスが日傘差して道幅取るな」「まじで道ふさぐな日傘ブス」……。日傘を差す女性に危害を加えることを匂わせる投稿など、明らかな誹謗中傷も多数。毎年、夏になると同種の投稿が相次ぎ、そのたび女性たちは中傷にさらされてきたのです。

日傘を差す女性のイメージ

 しかし、今夏は気象庁が、10年に一度レベルの高温を意味する「高温に関する早期天候情報」を発表するなど、命に関わる危険な暑さが予想されています。

 こうした状況にXでは「悪口言う人らは無視。みんなで日傘使おうよ」「日傘どんどん活用した方がいいよ。昔と環境違うんだから」という前向きな声掛けが相次いでいます。ただ「『日傘ブス』とか中傷してたオトコは一生使うな」との意見も根強く、気持ちを整理しきれない女性はなお存在するようです。

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