【旬の赤じそで手作り】キレイなルビー色に感動! シンプルで簡単!「赤じそシロップ」の作り方とコツを栄養士ライターが解説
2024.7.14 LASISA編集部
お風呂上がりや夏の暑さに疲れた体にぴったりな自家製「赤じそシロップ」の作り方をご紹介します。赤じその葉をスーパーなどで見かけたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
旬の赤じそで作りたい「赤じそシロップ」
赤じその葉をスーパーなどで見かけたら、ぜひチャレンジしていただきたい自家製「赤じそシロップ」の作り方をご紹介します。水や炭酸で割った瞬間のキレイなルビー色は感動もの。赤じその香りと冷たい甘酸っぱさが、お風呂上がりや夏の暑さに疲れた体に染みわたりますよ。
「赤じそシロップ」の作り方とポイント
赤じその葉は、使いやすいよう葉の部分を摘んで袋詰めされたものや太い茎付きで束ねて売られているものなどがあります。手間がかかるのは最初の水洗いくらいで、作り方はいたってシンプル。美しい色のポイントとなる酸は、レモン汁のほか、食酢(米酢、リンゴ酢など)または食用クエン酸でも代用できます。飲みやすい酸っぱさのジュースに仕上げたい場合はレモン汁やリンゴ酢がおすすめ。クエン酸を使うと赤じその風味をシンプルに感じやすい仕上がりに。煮汁が服に飛んで染みになると落ちにくいので、エプロン必須です。
【赤じそシロップの材料】(出来上がり約1~1.2リットル)
・赤じその葉(緑色の太い枝や茎を取り除いた正味の量)…約300g
・水…カップ4~5(800~1000cc)
・砂糖(上白糖、きび砂糖、氷砂糖など)…350~450g(好みで調整を)
・レモン汁…3~4個分(約120~150cc)
食酢を使う場合はレモンと同量程度、食用クエン酸なら大さじ1程度が目安。
【赤じそシロップの作り方】
(1)赤じその葉を摘み(緑色の枝や茎は取り除き、葉元の赤い柄は付けておく)、水をためたボウルなどでよく水洗いします。葉の色が濃く、土などの汚れが付着していても分かりにくいので、5~6回に分けて洗うのがおすすめ。
(2)ザルにあげて、1時間以上おいて水気をよく切ります。
(3)鍋に水を沸騰させ、水切りした赤じそを全量入れます(熱ですぐヘナっとなるので3~4回に分けると入れやすい)。時々、上下を返しながら煮て、赤ジソの葉の色が緑色に変色したら火を止めます(中火で2~3分程度が目安)。
(4)ホーローかステンレスの鍋(後で酸を加えるのでアルミ製以外の鍋がおすすめ)の上にザルを置き、(3)をあけて漉します。ザルに残った赤じそはヘラなどでキュッと押しつけて汁けを絞ります。
(5)煮汁入りの鍋を再び弱火にかけ、砂糖を加えます。砂糖が完全に溶けたらレモン汁を加え、よくかき混ぜて火を止めます。
(6)粗熱が取れたら清潔な保存瓶に移して完成。冷蔵で1~2カ月程度の保存が可能です。
作った当日から飲めますよ!!
絞った後の赤じそは「ふりかけ」にしてフードロス削減に
作り方(4)で絞った大量の赤じそ(見た目は青じそみたいですが)からは「自家製ふりかけ」が作れます。絞った後の赤じそをザルに広げて天日干し→カラカラに乾燥したら2重にしたポリ袋に入れてすりこぎで叩いて粉々に→塩少々または好みの具(ちりめんじゃこ・ゴマなど)と混ぜればOK。出来上がりの色が地味で時間と手間はかかりますが、フードロス削減になります。
温かいごはんにまぜると、ふわっと赤じその香りが立ち、おいしいですよ。
まとめ
赤じそシロップのポイントは、酸っぱさと甘さのバランス。レモン汁や食酢などの酸は、美しい赤色に仕上げるために必要不可欠です。また、砂糖の量を控えると保存性が低くなり、砂糖濃度が高いと保存性が高まります。赤じそを煮出す水の量も少なめにすると保存性が高くなります。
レシピによって、ご家庭によって配合は異なりますが、使用する赤じその1~1.5倍程度の砂糖、3倍程度の水、半分程度の酸味(レモン汁または食酢の場合)を目安に、お好みの色と味になるよう塩梅(あんばい)を探してみてください。甘さも酸っぱさも自分好みにできるのが手作りの良さです。なお、赤じそを煮出すときに青じそも数枚加えると、風味に清々しさがプラスされますのでお試しください。
recommend
こちらもおすすめ