「昭和レトロ」「大正ロマン」広がり続ける人気のヒミツ♡ クリームソーダ、純喫茶…オトナ女子を魅了する世界観
2024.6.9 岩井なな
10~20代に人気の「昭和レトロ」や「大正ロマン」。魅力と楽しみ方をおさらいします!

着物や袴姿で観光地を闊歩(かっぽ)したり、カラフルな喫茶メニューを撮影したり……。10~20代を中心に「大正ロマン」「昭和レトロ」がたびたびブームになっているのは、どのような理由からなのでしょうか? 若い世代はもちろん、オトナも魅了される独特の世界観を追います。
懐かしい…ではなく「新しい」
大正ロマンや昭和レトロは、アラフォー以上の世代にとってはどこか懐かしさを感じるテースト。しかし、10~20代の若者にとっては新しい、「新鮮さ」を感じる対象です。
大正・昭和時代特有のノスタルジックな雰囲気や独特のデザイン、当時の文化や生活様式。それらに対する“憧れ”というよりはむしろ、目新しくオシャレなものという感覚から、自身の消費・表現行動などに取り入れているとみられます。
また、古き良き「和」の中に革新的なオシャレ感をプラスしたスタイルも人気を集め、東京の浅草や京都などの観光地に行くと、着物や袴姿で着飾ったZ世代の姿を多く確認できます。
若い世代のユーザーが多いインスタグラムでのハッシュタグ投稿件数は、「#昭和レトロ」が236.9万件、「#大正ロマン」が32.4万件(2024年6月7日現在)。
これがどのくらいの規模感かというと、「#ユニクロ」が244万件、「#ジュエリー」は279万件。「#おやつ作り」36.3万件や「#夏ファッション」32.5万件などに匹敵するものと捉えれば、その広がりが体感できるかもしれません。
アパレル業界出身のウェブライター&取材ライター。ファッション、美容、恋愛など女性の自信につながるテーマを取り扱うのが好きで得意。近年は、あか抜けファッションとツヤ肌メイクについて研究中。
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