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【お風呂の掃除】赤カビ、黒カビの違いと対処法《赤カビは実はカビじゃない》ってホント?

2024.6.7 LASISA編集部

丁寧に掃除しているつもりでも、いつの間にかカビが目立ってしまう浴室。よく見られるのは「赤カビ」と「黒カビ」ですが、どのようにすれば清潔な浴室を保てるのでしょうか。それぞれに適した掃除方法をチェックしてみましょう。

浴室で見かける「赤カビ」と「黒カビ」の違いは?

浴室掃除のイメージ浴室掃除のイメージ

 丁寧に掃除しているつもりでも、いつの間にかカビが目立ってしまう浴室。特に梅雨時期は湿気も多くカビが発生しがち……。湿度を下げるために換気をしたり、少しでも水滴を残さないように水切りワイパーなどを使用している人も多いでしょう。そんな努力もむなしくカビは生えてくるものですよね。

 なかでもよく見られるのは「赤カビ」と「黒カビ」ですが、どのようにすれば清潔な浴室を保てるのでしょうか。それぞれに適した掃除方法をチェックしてみましょう。

赤カビの落とし方と予防方法

「赤カビ」と呼ばれるヌメヌメとして赤っぽい色をした汚れの正体は、「ロドトルラ」という酵母菌です。一般的に「赤カビ」と呼ばれてはいますが、正確にはカビではありません。ボトルなどについたわずかな水分でも発生し、繁殖力は高め。そのため浴室を乾燥させずに放置しているとすぐに増えてしまいますが、黒カビに比べると落ちやすいという特徴があります。

 発生したばかりの赤カビを落とすためには、お風呂用洗剤とスポンジでこすれば十分。広範囲に繁殖している場合や落ちにくい場合は、塩素系の漂白剤を使用すると落としやすくなるでしょう。

 赤カビを発生させないためには、50度以上のお湯で定期的に洗うこともおすすめです。酵母菌は熱に弱いため、お掃除しながらお湯をかけることで予防もできます。酸性の赤カビを中和する重曹も効果的なため、取り入れやすい方法で予防してください。

黒カビの落とし方

 一方、「クラドスポリウム」の正式名称を持つ黒カビは、根が深く落ちにくいのが難点です。重曹やクエン酸でのお掃除も可能ですが、洗浄力が弱いためカビ用の塩素漂白剤を使用しましょう。使用する際は浴室を完全に乾燥させてからスプレーを噴射し、キッチンペーパーでパックして放置。液剤が垂れてしまうのを防ぎ、密着時間を増加させることでより効果が期待できます。

 キッチンペーパーでパックする以外にも、ラップで漂白剤を密着させる方法も有効。また片栗粉と漂白剤を1:1で混ぜてペースト状にして、それを張り付けて対処する方法もあるため、発生場所によって使い分けると良いでしょう。

まとめ

梅雨時期にカビが気になる場所は?/リンレイ調べ(2024年4月)梅雨時期にカビが気になる場所は?/リンレイ調べ(2024年4月)

衛生清掃製品等を開発・製造・販売する総合メーカーの「リンレイ」が2024年4月に行った調査では、「梅雨時期でカビが気になる場所はどこですか?」という質問に対し、「お風呂」と回答した人が74.5%と最も多く、次いで「洗面所(24.3%)」「窓・カーテン(22.2%)」「洗濯機(22%)」と続きました。

また、カビの発生頻度について、「2週間程度(24.5%)」と回答した方が最も多く、次いで「1カ月程度(23.5%)」「1週間程度(15.5%)」と続き、梅雨時期の煩わしい家事の一つであることがわかります。

 できれば目にしたくないカビ類ですが、対処方法を知っておけば気持ちは楽になります。便利なお掃除グッズも多く販売されているので、自分に合ったお掃除方法を見つけてみてくださいね。

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