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【新玉ねぎ】普通の玉ねぎの違いは?甘みと辛みの差があるのはなぜ? 栄養成分の違いやおすすめの食べ方まで栄養士ライターが解説

2024.5.29 野村ゆき

春先からスーパーなどでよく目にする「新玉ねぎ」。普通の玉ねぎと比べて、外皮の色が白く、食べるとみずみずしく、辛みが少ないように感じます。見た目や味わいだけでなく栄養面の違いもあるのでしょうか? この記事では、今が旬の新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いについて解説します。

新玉ねぎと普通たまねぎ、何が違う?

▲収穫後すぐに出荷される新玉ねぎ。外皮が薄く、やわらかくて、水分が多め。兵庫県の淡路島産、静岡県産などが有名です。▲収穫後すぐに出荷される新玉ねぎ。外皮が薄く、やわらかくて、水分が多め。兵庫県の淡路島産、静岡県産などが有名です。

 春先からスーパーなどでよく目にする「新玉ねぎ」。普通の玉ねぎと比べて、外皮の色が白く、食べるとみずみずしく、辛みが少ないように感じます。見た目や味わいだけでなく栄養面の違いもあるのでしょうか? この記事では、今が旬の新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いについて解説します。

 玉ねぎには、黄玉ねぎ、白玉ねぎ、赤玉ねぎ、小玉ねぎなどの種類があり、「新玉ねぎは」主に黄玉ねぎ、白玉ねぎを早採りしたもの。また、「普通の玉ねぎ」として多く出回っているのも、黄玉ねぎです。つまり、黄玉ねぎは新玉ねぎとしても、普通の玉ねぎとしても流通しています。

▲普通のたまねぎは、収穫後に十分乾燥させるため、外皮が茶色くパリパリと水分がない見た目に。生産量の半分以上が北海道産です。▲普通のたまねぎは、収穫後に十分乾燥させるため、外皮が茶色くパリパリと水分がない見た目に。生産量の半分以上が北海道産です。

 新玉ねぎと普通の玉ねぎは、品種の違いではなく、収穫から出荷までのタイムラグの違い。収穫後すぐに出荷されるがのが「新玉ねぎ」、タイムラグがあるものが一般的な普通の「玉ねぎ」です。普通の玉ねぎは、収穫後に保存性を高めるために1カ月ほど風に当たるなどしてから貯蔵し、十分に乾燥させたものを出荷します。「新玉ねぎ」は、その乾燥処理を行わず、収穫後すぐに出荷されます。

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栄養士・編集ライター 野村ゆき

編集ライター歴25年以上。食と栄養への興味が高じて40代で社会人学生となり、栄養士免許と専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格を取得。食品・栄養・食文化・食問題に関する情報+好奇心のアンテナをボーダーレスに広げ、分かりやすい記事をモットーに執筆中。

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