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バスケブームがまた来てる! 「スラムダンク」にパリ五輪…Bリーグ観戦者数は“過去最多”

2024.5.22 渡邊倫子

90年代に大ヒット漫画「スラムダンク」が巻き起こした“バスケブーム”。それに次ぐほどの盛り上がりが今再び訪れているようです。

始まりは1990年、大ヒット漫画が火付け役に

バスケがしたいです……!バスケがしたいです……!

 1990年代に起こったバスケットボール・ブームを知っていますか?  火付け役となったとされているのが当時、週刊少年ジャンプで連載していた大ヒット漫画「スラムダンク」(作・井上雄彦)。「ドラゴンボール」や「幽遊白書」などと並んで、“ジャンプの黄金期”を築いた大人気作です。

 1990(平成2)~1996年までの連載の間にバスケットボールの競技者人口は増え続け、1995年にはついに100万人を超えました。(参考:日本バスケットボール)

 また影響はスポーツ業界だけでなくファッション業界にも。

 NBAの人気が日本で高まっていたこともあり、バスケットボール由来のファッションが浸透、「エアジョーダン」や「エアマックス」などのバスケットシューズ(バッシュ)も爆発的な人気に。当時のスニーカーブームはバッシュから始まったという説もあります。

 そんなバスケブームからおよそ二十数年後の2022年12月。スラムダンクが帰ってきました。

スラムダンクが映画でカムバック、大ヒット記録

バスケのイメージバスケのイメージ

 映画「THE FIRST SLAM DUNK」は同年12月3日の公開から翌年2023年8月31日までのロングランとなり、日本だけでなく韓国や中国など海外でも大ヒット! そしてその流れの中、8月25日からは日本でバスケットボールのワールドカップが開催されました。

 日本は見事アジア1位の座に輝き、48年ぶりに自力でのオリンピック(2024パリ五輪)出場を決めました。日本代表の激闘ぶりにバスケファンのみならず、日本中が興奮・感動したのではないでしょうか。

 ちなみにこの年のNHK紅白歌合戦では、映画「THE FIRST SLAM DUNK」のエンディング主題歌「第ゼロ感」を歌った10-FEETが初出場を果たし、会場にはワールドカップで活躍した日本代表の富樫勇樹選手、河村勇輝選手も応援ゲストとして出演しました。

 そんな映画スラムダンクやワールドカップの盛り上がりの影響か、今再びバスケブームがじわじわと高まっています。

 プロバスケットボールリーグ、Bリーグによると、2023年10月5日の開幕から2024年1月21日の試合が終了した時点で、2023-2024シーズンの入場者数は

「1試合平均4528人の入場者数で、これは昨シーズンの平均3469人を大きく超え、過去最多で推移している。さらに、ここまで372試合中、8割弱の291試合が満員試合で、この数字はすでに昨シーズンの満員試合数278を超えている」

のだそう。

今年の盛り上がりは「過去一番」との声も

 シーズンは5月まで続くので、この記録はまだまだ伸びそうです。またBリーグの公式SNSやYouTubeの登録者数も2023年9月に大幅に伸びているとのこと。実際、Bリーグでプレーする選手からも「今年の観客の盛り上がりは過去一番」との声も上がっています。

 そしてそもそもバスケットの魅力とは、

・試合の展開が早く、見せ場だらけ
・プレーに華がある、迫力がある
・漫画や映画のような劇的なシーンに遭遇できる

など。次回の記事では、これらの魅力をより詳しく説明するとともにBリーグの見所・楽しみ方にしてもじっくり紹介していきます。

 渡邊倫子

女性誌、フリーペーパーをへて、現在はウェブを中心にライターとして活動中。プライベートでは、女の子1人、男の子2人のママ。

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