【アスパラガスの種類】育ち方でグリーンとホワイトの色が決まる? 栄養や味にも影響がある? 栄養士ライターが解説
2024.5.20 野村ゆき
アスパラガスを食べた後の尿の臭い……感じやすい人と感じにくい人がいる?

なお、アスパラガスを食べた後の尿の匂いについて、興味深い調査報告があります(※2)。匂いの正体は、食べたアスパラガスが体内で代謝される過程で生じるメタンチオールという物質で、この匂いを「臭い」と嗅ぎ分けられるかどうかは遺伝子タイプで異なり、都道府県でも感度差があるそう。また、この匂い物質はグリーンアスパラガスよりもホワイトアスパラガスの方が少なめとのこと。アスパラガスを食べた後の匂いが気になるときはホワイトアスパラを選ぶといいかもしれませんね。
(※2)参照:「アスパラガスを食べた後の尿の匂いを感じやすい遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」(ユーグレナ調べ)
※参考文献:杉田浩一ほか監修『新版 日本食品大事典』医歯薬出版株式会社,2017、久保田紀久枝・森光康次郎編『食品学-食品成分と機能性-』東京化学同人,2017、名取貴光監修『新・野菜の便利帳 健康編』高橋書店,2016、板木利隆監修『新・野菜の便利帳 おいしい編』高橋書店,2016、白島早奈英・板木利隆監修『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』高橋書店,2009
参照:https://www.euglena.jp/times/archives/21176
編集ライター歴25年以上。食と栄養への興味が高じて40代で社会人学生となり、栄養士免許と専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格を取得。食品・栄養・食文化・食問題に関する情報+好奇心のアンテナをボーダーレスに広げ、分かりやすい記事をモットーに執筆中。
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