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本当においしい「炊飯器具」の“正解”は? 土鍋・釜・ホーロー・炊飯器…《メリデメ》徹底比較

2024.5.4 渡邊倫子

新年度に自炊を始めた人も多いこの時期、あらためて「おいしいご飯」を炊くための道具について考えてみませんか?

 新生活がスタートした春。自炊に初めて挑戦している人も時期、あらためて「ご飯をおいしく食べる方法」を3回に分けて紹介します。第1回目は、炊飯器具の選び方について。

炊飯器、土鍋、バーミキュラ…どれで炊く?

ほかほかご飯をおいしく食べたい!ほかほかご飯をおいしく食べたい!

 SNSでは、料理系インフルエンサーが土鍋でご飯を炊いていたり、インテリア好きな人がおしゃれなご飯鍋を使っていたりするのを目にします。「それを使うとおいしいの?」「楽なの?」と気になっている人のために、代表的な炊飯用機器の違いや特徴、それぞれの》メリット・デメリットを確認していきましょう。

・炊飯器
 火加減や時間を気にせずご飯が炊ける手軽さは「炊飯器」が随一です。タイマー設定はもちろん、お米の銘柄によって炊き分けができるなど、さまざまな機能が付いているのも炊飯器ならではです。あえてデメリットを挙げるなら、他のご飯鍋のように収納できないので、場所を取るという点でしょうか。

・土鍋
 土鍋で炊いたご飯は、炊飯器で炊いたご飯に比べると、お米一粒一粒が立っていてツヤがあり香りも良いと言われています。理由は、土鍋は熱伝導率が低く、ゆっくりと温度が上昇するため。その間にお米のうまみや甘みがじっくりと引き出されるというわけです。

 デメリットは、底と上部で炊きムラができたり、焦げったりする点。また、IHコンロに対応している土鍋もありますが、基本的にはガスコンロで使用するものがほとんどです。

・羽釜
 羽釜はシャキッと弾力があり歯ごたえのよいご飯が炊き上がります。硬めのご飯が好きという人におすすめ。

 土鍋とは反対に、熱伝導率が高く一気に高温に達します。高温で一気に炊き上げるので、炊きムラが少ないのも特徴です。デメリットは土鍋同様、IH対応の物が少ないこと。また、独特の形状のため他の鍋と重ねることも難しく、収納の場所を取ってしまうという点です。

次は……人気ブランドも展開する鍋、どんな炊き上がり?

 渡邊倫子

女性誌、フリーペーパーをへて、現在はウェブを中心にライターとして活動中。プライベートでは、女の子1人、男の子2人のママ。

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